2026.07.07 イベント人材育成とは
みなさんこんにちは、安田です。
今回も、8月28日に開催する第2回「中堅企業人事担当者向け 採用・育成情報交換会」の見どころをご紹介します。
今回のテーマは、大学や学校教育の変化についてです。
ここ数か月だけを見ても、大学や学校教育を取り巻く制度は大きく動いています。
そして、こうした変化は、企業の採用や育成にも大きく関わってきます。
2026年3月に、「第6次男女共同参画基本計画」が示されました。
この計画は、女性の所得向上や、あらゆる意思決定の場への女性参画拡大、テクノロジー分野でのジェンダー平等など、誰もが自分らしく豊かに、well-beingに暮らせる社会の実現を目指す、今後5年間の国の基本指針です。
主なポイントは、以下の4つです。
1.女性の参画拡大と経済的自立
2.ライフステージに応じた働き方
3.女性の健康支援とテクノロジー活用
4.多様性を尊重する社会基盤
2026年4月には、財務省の財政制度等審議会で、大学規模の縮減に関する資料が示されました。
2040年までに、大学数で250校程度、学部定員で18万人程度、そのうち私立大学では14万人程度の縮減が必要になるという推計です。
ざっとした数字ではありますが、私立大学にとっては非常に大きな変化です。
そして、6月10日には改正学校教育法等が成立し、デジタルを含む新たな教科書の制度整備が進むことになりました。
2030年度以降、小学校から順次導入される予定です。
さらに6月25日には、「女性版骨太の方針2026」が決定されました。
政府が掲げる「戦略17分野」への女性進出を支援するものです。
2040年までに、工学系学部の女子大学生の割合を倍増させる方針も示されています。
「戦略17分野」とは、
AI・半導体、デジタル・サイバーセキュリティ分野、情報通信分野、量子分野、防衛産業分野、航空宇宙分野、海洋分野、造船分野、マテリアル、合成生物学・バイオ分野、創薬・先端医療分野、資源・エネルギー安全保障・GX分野、フュージョンエネルギー分野、防災・国土強靭化分野、港湾ロジスティクス分野、フードテック分野、コンテンツ分野です。
さあ皆さん、いかがでしょうか。
17分野で女性の活躍を進めるということですが、実際にはどの程度の人材を想定しているのでしょうか。
政策には数値目標も示されていますが、その実現には、教育現場だけでなく、企業側の受け入れ体制や育成のあり方を考えていく必要があると感じます。
高市総理は「女性版骨太の方針」で、以下の3点を重点分野としました。
・女性の健康支援
・17の成長戦略における女性活躍
・女性が活躍できて暮らしやすい地域
以上の3重点分野を柱とした政策パッケージです。
これを見ると、該当する女子はどのくらいいると試算しているのでしょうか。
以前、市役所で「女性リーダー研修」をご依頼いただいた際のことを思い出します。
管理職候補として選ばれるのは、理解力が高く、行動力があり、真面目な努力家の女性職員ばかりでした。
その女性職員が、上司から管理職の打診を受けた際に、
「これ以上がんばれ、と言うんですか?」
と、昇格を辞退した、という話を思い出しました。
大学を選ぶ際は「理系」を選び、17分野に就職し、結婚・出産も経験しながら働き続け、そして管理職を目指していく。
果たして、このような絵は描けるのでしょうか。
今回も、あの「これ以上……」という声が聞こえてきそうです。
このように、教育は今、大きく変わっています。
つまり、これから入社してくる若者は、40代・50代が受けてきた教育とは異なる環境で育っています。
採用や育成を考えるのなら、「会社の中」だけを見る時代ではありません。
まずは、「学校教育がどう変わっているのか」を知ること。
それが、これからの採用・育成の第一歩です。
今回の「採用・育成情報交換会」では、地域でアントレプレナーシップ教育や産学官連携、スタートアップ支援など、学校教育と企業を結ぶ活動に取り組まれている鵜飼教授から、大学教育の最新動向とその背景をお話しいただきます。
ぜひ、これからの採用・育成を考えるヒントとしてお聞きいただければと思います。
皆さんの会社では、これから入社してくる若者を迎える準備はできていますか。
その答えを考えるきっかけとして、ぜひ今回の情報交換会をご活用ください。
~組織づくりが企業を変える!組織の課題解決コンサルティング~
安田真浪
トライアングル・トラストは、組織における各種課題解決のお手伝いをしています。
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