2026.05.22 髙井 清司|ガバナンス・コンプライアンスとは
みなさんこんにちは、安田です。
トライアングル・トラスト専門家 ガバナンスコンサルタント髙井清司先生ブログ
第52回テーマは『どんな会議でも基本は1対1の「語り合い」』です。
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― 会議の質がガバナンスの質を決める ―
ガバナンス・コンプライアンス担当講師の髙井です。
今回は、「語り合う」シリーズの最後として、10名程度のチーム会議についてお話しします。私の経験では、会社で最も頻度が高いのが、この規模の会議でした。だからこそ、この会議の質を上げることができれば、組織への効果は非常に大きいと思っています。
■ 会議には大きく2種類ある
私自身の経験では、10名程度の会議は大きく次の2種類に分かれます。
① 業務進捗を確認する定例会議
活動状況や進捗確認を行う会議です。
② テーマを決めて議論する会議
課題や改善テーマについて、参加者が意見を出し合う会議です。
どちらも重要ですが、特に定例会議はマンネリ化しやすい傾向があります。
■ 「会議の心得」を決める意味
私は管理職時代、会議の進め方や報告方法について、5W1Hを基本にしたルールを定め、「会議の心得」として共有していました。内容自体は決して特別なものではありません。
・誰が
・何を
・いつまでに
・どのように報告するか
という基本事項です。
しかし、実際には「分かっているつもり」が最も危険なのです。「言うは易く行うは難し」。だからこそ、ルールとして言語化し、共有する意味があります。
これはガバナンスの観点で言えば、会議運営の透明性と再現性を高める取り組みでもあります。
■ 会議の質を高める最大のポイント
私が最も大切だと考えているのは、会議メンバー同士が、対等に議論できる雰囲気です。
・役職で発言力が決まらない
・意見を安心して言える
・相手の話を真剣に聴く
こうした状態ができると、会議の質は一気に向上します。
逆に、
・忖度がある
・空気を読むことが優先される
・一部の人しか話さない
こうした会議では、本質的な議論はできません。これは、ガバナンス上の大きなリスクでもあります。
■ 管理職向け:「良い会議」の実践ポイント
ここで、私が大切にしてきた会議運営のポイントを整理してみます。
《相互信頼が会議の質を決める》
メンバー間の信頼関係が強いほど、率直な意見交換ができます。そのためには、日頃のコミュニケーション改善や研修も有効です。
《公平・公正・平等を意識する》
会議では、
・誰でも発言できる
・意見を否定から入らない
・立場に左右されない
こうした“対等性”を意識することが重要です。
《報連相は「質」と「効率」が重要》
会議時間の半分は、
・適切
・的確
・効率的
な報連相に使うべきだと考えています。そのためにも、「会議の心得」を明文化しておくことが有効です。
《時間を守る》
特に定例会議で重要なのが、時間管理です。
管理職は会議が連続しがちです。時間を守れない会議は、組織全体の生産性を下げます。時間を守ることも、立派なガバナンスです。
■ 結局、会議の基本は「1対1」
どれだけ人数が多くても、会議の本質は変わりません。結局のところ、「1対1の語り合い」の積み重ねなのです。
前回(Blog50)でもお話ししたように、
・相手を思いやる姿勢
・対等に向き合うこと
・「何をしてもらうか」ではなく「何をしてあげられるか」を考えること
これが会議の土台になります。
■ 「語り合える会議」が組織を強くする
良い会議は、
・良い施策を生み
・良い意思決定につながり
・良い成果を生み出します。
つまり、会議の質は、そのまま組織の質です。
管理職の皆さんには、ぜひ「語り合える会議」を意識していただきたいと思います。その第一歩として、まずは自部署の「会議の心得」を作ってみてはいかがでしょうか。
■ おわりに
今回は、「10名程度のチーム会議」をテーマにお話ししました。
どんな会議でも、基本は
・信頼
・対等性
・思いやり
この3つです。
そして、その積み重ねが、風通しの良い組織と実効性あるガバナンスにつながっていきます。
最後に、最近テレビドラマで耳にした印象的な言葉をご紹介します。
「昨日の夢は、今日の希望であり、明日の現実」
アメリカの発明家、ロバート・ゴダード氏の言葉だそうです。理想を描き、現実との差を見つめながら、一歩ずつ進む。これは、ビジョンづくりにも、組織づくりにも通じる考え方だと思います。
次回は、会社目標の数値管理、つまりKPIについて、私自身の経験を踏まえてお話ししたいと思います。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。ガバナンス・コンプライアンス担当講師の髙井でした。
ガバナンスコンサルタント / 語り合うコンサルタント
髙井 清司
▶髙井 清司 先生
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トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント
安田真浪
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