2026.04.21 課題解決コンサルティングとは
みなさん、こんにちは。安田です。
前回のブログでは、2026年からの方針についてお話ししました。
今回はその続きとして、
1.標準化の支援
2.技術継承の支援
3.付加価値生産性向上の支援
この3つの中から、「標準化支援」について、少し詳しくお話ししたいと思います。
まず前提として、私たちが行っている「育成」と「整え」は、決して特別なことではありません。
むしろ「あたりまえのこと」、つまり“普遍的な内容”を大切にしています。
言い換えれば、原理原則にあたるものです。
こうしたことは、時代が変わっても基本的には大きく変わりません。
では、なぜその「あたりまえのこと」を、あえて標準化する必要があるのでしょうか。
ここが大切なポイントです。
というのも、人はそれぞれ育ってきた時代や環境が異なるため、同じものを見聞きしても、受け取り方や価値観に違いが生まれます。
たとえば、時代背景の違いによって、物事に対する前向きさや慎重さの傾向にも差が見られることがあります。
その結果、「土台」となる考え方そのものにズレが生じ、思うように伝わらないことが起こります。
つまり、今は意識して丁寧に伝えなければ、なかなか伝わりにくい時代になっているということです。
しかも、この「伝える」という行為そのものが、実は簡単ではありません。
以前ご紹介した文化庁の「国語に関する世論調査」でも、年代にかかわらず、多くの人が「伝えることに苦手意識がある」と感じていることが示されていました。
世代による大きな差が見られなかった点も、興味深いところです。
この結果から見えてくるのは、言葉だけで十分に伝えきることには、どうしても限界があるということです。
では、どうすればよいのでしょうか。
そこで重要になるのが、「標準化」です。
「標準化」とは、
業務手順や品質の基準を統一・ルール化し、誰が担当しても、一定の成果や品質を再現できる状態をつくることです。
言い換えれば、再現性や代替性を高める取り組みです。
そして、そのために有効なのが、教材を活用した教育です。
トライアングル・トラストでは、これを「育てるトレーニング」と呼んでいます。
ポイントはとてもシンプルです。
「共通用語」と「共通認識」をつくること。
同じ言葉で話し、同じ方向を向く。
つまり、“ベクトルを合わせる”ということです。
そのためには、まず土台となる部分をそろえる必要があります。
トライアングル・トラストでは、これを「基本シリーズ」として整理しています。
■仕事の基本
1.会社組織
2.ビジネスマナー
3.報連相
4.仕事の進め方
5.伝える
6.段取り
7.5S
■営業の基本
1.心得
2.商談
3.提案力
4.自己管理
そして管理職に対しては、「マネジメントの基礎」を土台として位置づけています。
まずはここで、しっかりとベクトルを合わせていきます。
実際の現場では、
「分かっているはず」のことを、正しく、しかも同じ水準で伝えるのは、想像以上に難しいものです。
だからこそ、基準となる教材を用い、共通の内容を共有することに大きな意味があります。
そして、この取り組みを重ねていく中で、
✅必ず必要となる土台
✅業界特有の課題
✅自社として大切にしたい文化
この3つを掛け合わせた、オリジナルの教育プログラムが形づくられていきます。
ここで大切なのは、
✅「土台」は普遍的で、大きくは変わらないこと
✅一方で、「業界」や「自社」を取り巻く状況は変化していくこと
この2点です。
つまり、変わらない土台の上に、その時々に必要なものを積み上げていく。
そのような考え方が大切なのです。
この教育を続けていくと、自分たちの“傾向”や“ズレ”も少しずつ見えてきます。
そこで次のステップとして、それらを「調える」ことが必要になります。
目指す方向に向けて微調整を重ねていくことで、さらにベクトルがそろっていきます。
ISOのような大きな仕組みと比べると、私たちの標準化支援は、小さな一歩に見えるかもしれません。
しかし、この“小さな標準化”を積み重ねていくことで、大きなズレを未然に防ぐことができます。
まさに、「千里の道も一歩から」だと思います。
~組織づくりが企業を変える!組織の課題解決コンサルティング~
安田真浪
トライアングル・トラストは、組織における各種課題解決のお手伝いをしています。
オーダーメイドプログラムで、担当者様と一緒に取り組んでいます。
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