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2025.09.05 松尾 朋虎 | ダイバーシティ・コミュニケーション

[24] 情報共有は「個人」より「グループ」で――チームの生産性を高めるために

みなさんこんにちは、安田です。

トライアングル・トラストの専門家 指導・育成コミュニケーション能力トレーナー松尾朋虎先生ブログ

第24回テーマは「情報共有は「個人」より「グループ」で――チームの生産性を高めるために」です。

 

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こんにちは、指導・育成コミュニケーション研修を担当しています、松尾朋虎です。

 

 

324番_250905_情報共有は「個人」より「グループ」で

 

 

今回は、グループでの情報共有について、お伝えします。

 

「グループ」での共有について

私は演劇活動や事業の場で、LINEグループやMessenger、Chatworkを日常的に活用しています。基本的にはよほどのプライベートな内容以外はグループに投稿し、個人に伝えたい時も@を使って公開するようにしています。

 

例えば、会議の日程調整を一人だけに直接送ると、その人しか把握できず、他のメンバーが予定を合わせられないことがあります。しかしグループに投げれば「自分もその日は都合が悪い」と他の人がすぐ反応でき、全体の予定調整がスムーズに進みます。

 

個人メッセージの落とし穴

ところが時々、グループで共有すべき内容を個人宛に送ってくる人がいます。たとえば出演者全員に伝えるべき集合時間を、代表者だけに個別で伝えてしまう。その人がほかに伝え忘れると、本番当日に一部メンバーが遅刻する――そんな事態につながります。

相手にとっては「松尾個人に伝えた」でも、私にとっては「全体に関わる情報」。個別メッセージを延々と探すのは非効率ですし、情報の行き違いを生む原因にもなります。

 

隠す癖とチームの停滞

中には、情報をオープンにせず、個人宛にだけ伝えたがる人もいます。たとえば「売上の集計結果」をリーダーにだけ送って終わらせてしまう。これでは他のメンバーが状況を把握できず、改善のチャンスを逃します。

プライベートなら良いのですが、共同活動では「秘密にしたい」「知られたくない」という心理が、チーム全体の停滞を招きます。「松尾さんに伝えました」で済ませても、全体に共有されていなければチームは動けないのです。

 

グループ情報を見ない人の問題

一方で、せっかくグループに投稿しても目を通さない人もいます。「見落としました」「知りませんでした」と言い、@で指定しても反応がない。

例えば、急遽会場変更を連絡したのに、当日になって「聞いていない」と言う人が出る。これは文字を読むのが苦手なのか、そもそも主体的に参加していないのか。どちらにせよ現場では、人の話を聞いていなかったり受け身だったりして、結果的にプロジェクトの遅れにつながります。

 

共通言語を持つことの力

グループで共通言語を持ち、意識を一つにすることは非常に大切です。例えば営業部で「顧客対応の進捗」を「初回連絡」「見積提出」「契約待ち」と統一して共有したとします。すると誰が見ても案件の状況が一目でわかり、他の人が自然にフォローできる体制になります。

逆に、メンバーごとにバラバラな表現をしてしまうと、同じ案件を「見込みあり」「まだ厳しい」と食い違って記録してしまい、混乱を招きます。共通言語を整えることで、チーム全体が同じ方向に進めるのです。

 

テクノロジーを使いこなす

現代のテクノロジーを上手に活用すれば、情報共有はさらに効率的になります。チャットツールのファイル共有やタスク管理機能を使えば、誰がどの仕事を担当しているのかがリアルタイムでわかります。

一人ひとりが「自分ごと」として情報を受け取り、他のメンバーの動きを察知しながら動けば、部署全体の成果は確実に向上します。意識と情報の共有こそが、チームを前進させる原動力なのです。

 

今日も一日、頑張りましょう。

 

 

指導・育成コミュニケーション能力トレーナー / 演劇人

松尾 朋虎

 

松尾 朋虎 先生 プロフィール

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トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント

安田真浪

 

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