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2025.05.23 髙井 清司 | ガバナンス・コンプライアンスとは

[28] 雑学の勧め(その1)

みなさんこんにちは、安田です。

トライアングル・トラスト専門家 ガバナンスコンサルタント髙井清司先生ブログ

第28回テーマは「雑学の勧め(その1)」です。

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20250509_292番_私の手術とその後のお酒との付き合い方

 

 

 

今回は、先回お伝えしたように、“雑学”についていくつかのテーマでお話します。ご披露されると周りの方は、「博学だねぇ。」とか「何でも知っているねぇ。」とか言われますよ。

 

《お酒の種類によって県別順位が違う、その背景は?》

 日本酒、ビール、焼酎、ウィスキー、ワインについて、一人当たりの消費量の都道府県別ランキングのトップ3とワースト3を列記します。数年前のデータですみませんが、さほど順位は変わらないと思います。

()内は一人当たり消費量(L)

  日本酒 ビール 焼酎 ウィスキー ワイン
第1位 新潟(15) 東京(49) 鹿児島(29) 宮城(1.3) 山梨(6)
第2位 秋田(11) 大阪(37) 宮崎(23) 東京(1.2) 東京(5)
第3位 富山(10) 高知(35) 大分(15) 北海道(1.1) 大阪(3)
第45位 宮崎(2) 鹿児島(20) 福井(6) 熊本(0.3) 愛媛(1)
第46位 鹿児島(1) 奈良(19) 奈良(6) 宮崎(0.2) 鹿児島(1)
第47位 沖縄(1) 沖縄(18) 滋賀(6) 鹿児島(0.2) 佐賀(1)

 

表をじっと見ていると自分なりに色々と見えてきましたので、私の意見を書いてみます。皆さんはどう思われましたか?

 

【日本酒】消費が多いところは、米どころゆえに多く作っている県ですね。逆に下位は焼酎の産地。焼酎を飲むから日本酒ファンが少ないと思います。

【ビール】ビールはずばり、都会の消費が多いですね。都会では通勤で車を使う人は少ないので、仕事帰りに飲みに行って、「まずは生で!」っていう人多いですよね。下位はビールより焼酎の産地が多いと言うことでしょうか。

【焼 酎】私は前回のブログでお話したように、膵臓の手術後、暫くの間、醸造酒である日本酒、ワインが飲めませんでしたので、手術前はさほど焼酎は飲みませんでしたが、蒸留酒の焼酎は飲むようになりましたね。昔、飲まなかったのは、匂いというか臭さだったと思います。しかし、今の焼酎はおしゃれで匂いも気になりませんので、ラベル集め狙いで多くの焼酎を飲みました。どちらかと言うと私は麦がいいです。表を見てみると焼酎は鹿児島、宮崎、大分が上位。日本酒同様、産地の消費量が多いですね。下位の福井、奈良、滋賀の方は日頃、どんなお酒を飲んでいるのでしょう。興味が湧きますね。

【ウィスキー】ウィスキーは宮城がトップ。産地ですね。下位は焼酎の産地。日頃、焼酎しか飲まないのでしょうね。

【ワイン】ワインは何といっても山梨です。次に東京、大阪と言うのはビール同様、都会です。おしゃれなワインバーは都会に似合います。

 

お酒の種類別にコメントしてきましたが、皆さんはどう思われましたか?上の表を一部隠して「第一位の県はどこでしょうか?」とか、クイズにするのも話のネタとして使えるのではと思います。

 

 

≪ビールの一人当たり消費量はチェコが断然トップ。知られざる事実は?≫

ビールの一人当たりの消費が一番多いのはチェコだと知り、なんでかなあと知りたくなって、調べてみると面白いことが色々と出てきました。ご説明しますね。

・多くのビールで有名な国々を押さえて、トップに君臨しているのはチェコです。2020年のデータでは一人当たり182リットルで633mlの大瓶では何と287本で28年ランキングではトップ、2位との差は圧倒的です。因みに、日本は52位、大瓶63本。日本でも特に夏は「まずはビール」を注文する人が多いでしょうが、チェコのビール好きはすごいです。何が理由でしょうか。いくつか書いてありましたが、主な理由は次の2つ。①とにかく、安い!私も欧州にいたころ、何度もチェコに仕事で行きましたが、バーでも100円くらいだったと思います。ジュースよりよほど安いです。それと、世界のビールの7割を占めるという「ピルスナー」はチェコが発祥の地とのことです。日本でも大半ピルスナー。日本人にも親しみやすいのがチェコビールではないでしょうか。②なぜ、おいしいビールが出来るか。それは、高品質なホップと水に恵まれていること。それと、③醸造所が小さくても起業しやすいようで規制との関係かもしれません。醸造所にパブやレストランが併設されているところも多く、気軽にどこでも飲めるということでしょうね。

・皆さんは「バリング度」を知っていますか?レストランのメニューや缶ビールに「11°」「12°」のように表示されていますが、アルコール度でなく麦汁濃度を示すものです。バリング度が高いほど味が濃く、逆に低いものはすっきりとドライな味わいが楽しめるらしいです。日本でもチェコのビールは手に入ると思います。気にしてもらうとビールが楽しめますよね。

・チェコのローカルスタッフから「バドワイザー」を飲んでみる?と言われ、「Yes Please!なんでアメリカのビールを勧めるの?」と言うと、バドワイザーのルーツはチェコなんだよと言ってました。調べてみました。世界中で飲まれているバドワイザーはアメリカのミズリー州を本拠地とするビール会社。一方、700年前からチェコにバドワイザーがありました。このチェコのおいしいビールにあやかって命名されたアメリカのバドワイザーは後発だったですが、世界各国で先んじて商標登録をしてしまったとのことらしいです。今も商標を巡る紛争は続いているようです。アメリカのバドワイザーはヨーロッパの主な国ではバドワイザーの名前は使えず、「Bud」などと呼ばれていますし、チェコのバドワイザーは北米では「Czechvar」などと呼ばれています。熱い戦いがあるんですね。全く知りませんでした。ヨーロッパに居たときは、バドワイザーかオランダのハイネケンを飲んでいました。日本ではもちろん、日本のビールです。これからは、気にしてチェコ産のビールを注文しようと思います。その時はバリング度は確認せねばと思います。

 

≪ロシアの男性の寿命がすごく短い、何か理由はあるのだろうか?≫

・20年ほど前ですが、オフィスを新設する為の調印でモスクワに行ったことがあります。その時に、まず思ったのは要職に女性が就いていることが多かったこと、行ったのが2月で本当に寒かったこととパブでも酔いつぶれている男性が多かったという印象です。ロシアはかなりの人数でアルコール中毒がいるようで、それで男性の平均寿命が短いんだと聞いたことがあります。2021年のデータでは女性が74.8歳、男性が何と64.2歳。女性も低いですが、男性は、先進国の中では断トツに低いです。ロシアは以前から死亡率が出世率を上回っています。主な死因は循環器系疾患(心疾患、脳血管疾患)が62%とのことで、飲酒や喫煙などの生活習慣によると言われています。前回もお酒は薬にも毒にもなると言いましたが、ロシアは毒ばっかりですね。さらに寿命が低下しないように早くウクライナとの戦争も終結してほしいと思います。

 

雑学のネタとして

お酒の種類で県別ランキングがを見てみると特徴があること、

チェコのビール好きの背景、

ロシアの寿命が短い

 

という3つの切り口でお話しました。いかがでしたか。皆さんの雑学のネタになればと思います。

 

次回は、もう一回、雑学について数テーマを書いてみたいと思います。もう少し、お付き合いください。そして、雑学編の後は、オフィスや現場のカイゼン活動についてスポットを当てたいと思います。では、この辺で失礼します。ガバナンス・コンプライアンス担当講師の髙井でした。今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

ガバナンスコンサルタント / 語り合うコンサルタント

髙井 清司

 

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安田真浪

 

 

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