2024.07.19 コミュニケーションコンサルティングダイバーシティ中堅企業五人衆松尾 朋虎課題解決
みなさんこんにちは、安田です。
トライアングル・トラストのスペシャル専門家チーム「五人衆」ブログ、
今回は「ダイバーシティ・コミュニケーション」第5回、テーマは『トーンスケール』です。
指導・育成コミュニケーション能力トレーナー 松尾朋虎先生が担当です。
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こんにちは、コミュニケーション研修担当の松尾朋虎です。
今回は、私の研修で人気の「感情のトーンスケール」についてお話しします。
人の感情には段階があります。
感情が高い人は熱狂したり熱中したりしますが、低い人は無気力で何もする気が起きません。
無気力な人が仕事をするとどうなるでしょうか?
生産性が低く、組織にとっては危険です。
逆に、仕事を楽しみ、熱狂している人は高い生産性が期待できます。
感情のトーンは職場で重要なツールです。
今回からシリーズで感情のトーンスケールについてお伝えしていきます。
まずは、最も低い領域のトーンからです。
無気力<希望がない<犠牲者<自己卑下<何も受けるに値しない<償い<悲嘆して泣く<追従<同情<無感覚
<非常な恐怖<絶望<恐れという段階を経ます。
文字を見るだけでも低いトーンだとわかるでしょう。
ここで面白いのが「同情」です。
日本では「人に対して同情することは良いこと」という文化がありますが、
スケール上では決して高いトーンではありません。
同情する人は、自分の過去の出来事を相手に投影し、同情することでその過去の出来事を清算しているからです。
残念ながら、同情しても相手のためにはなりません。
特に職場では同情しても生産性は上がりません。
無気力な人や悲嘆して泣く相手に同情して励ますのは効果があるかもしれませんが、
同情を求める人には「恐れ」以上のトーンで対応する方が良いのです。
例えば、「家庭がこんな状況で自分は可哀そうな人間なんだ」と同情を求める人には、
「そのままで本当に大丈夫?」「仕事、首になっちゃうよ?」と恐れを促すコミュニケーションをすると、
恐れのトーンへと上がってきます。
そこから先は次回のブログで説明しますが、無気力~恐れのトーンでは全てが絶望的ですから、仕事をする以前の問題です。
改善策としては、
まず健康的な生活(タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富な食事の摂取、7時間以上の睡眠、汗をかく程度の運動や作業、
ストレスの解消)を行うことです。
身体が健康的になり血行が良くなるだけでもトーンは上がりやすくなります。
NHKで紹介されていましたが、無気力の人は脳の温度が低いというサーモグラフィの実験結果がありました。
血行の良さと感情は影響し合っているようです。感情のトーンを下げないためにも、血流を良くすることは大事な要素かもしれません。
実際、私の劇団では大きな声を出すことで肺活量が上がり、子どもから大人まで元気になっていきますし、
ダンスや運動をすると爽やかな顔になり、トーンが高くなります。
低いトーンの人とコミュニケーションする際には、
このような知識があるだけでも影響を受けにくくなり、解決策になります。
ぜひ参考にしてみてください。次回は、恐れから上の怒りの領域についてお伝えします。
今日も一日、頑張りましょう!
指導・育成コミュニケーション能力トレーナー / 演劇人
松尾 朋虎
▶松尾 朋虎 先生 プロフィール
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トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント
安田真浪
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※安田がプロデュースする取組み、考察ページです。ご参考までにお読みください。
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