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2024.06.07 コミュニケーションコンサルティングダイバーシティ中堅企業五人衆人材育成課題解決

【ニューリーダーを育てる五人衆⑰】ダイバーシティ・コミュニケーション②

みなさんこんにちは、安田です。

トライアングル・トラストのスペシャル専門家チーム「五人衆」ブログを、3月2日から公開しています。

 

今回は、「ダイバーシティ支援」担当の指導・育成コミュニケーション能力トレーナー 松尾朋虎先生です。

松尾先生には、管理職・管理職候補対象に指導・育成のためのコミュニケーション技術指導で企業支援を

していただいております。

それでは、松尾先生よろしくお願いいたします。

 

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こんにちは、コミュニケーション研修担当の松尾朋虎です。

 

 

▶「コミュニケーション」という言葉を考える

 

コミュニケーションという言葉は、日常的に私たちがさまざまな場面で使いますが、意外にも正確に理解されて

いないことがあります。

 

国語辞典で調べてみると、コミュニケーションは「情報伝達」を意味します。

しかし、この単語の語源を探ってみると、

ラテン語の「コミュニス(Communis)」に由来しており、

「同じものを持つ、あるいは共通したもの」という意味があります。

 

つまり、誰かが何かを伝え、受け取った相手が同じものとして理解することができない場合、

コミュニケーションは上手くいっていないと言えるでしょう。

 

例えば、「みかん、取って」と伝えたのに相手がリンゴを持ってきてしまったら、

それはミスコミュニケーションです。

 

私の研修では、ミスコミュニケーションを避けるための知識とトレーニングを提供しています。

 

 

▶ミスコミュニケーションとは

 

ミスコミュニケーション

 

学生時代から「人の話をよく聞きなさい」と言われることがありますが、

なぜ年を重ねてもうまくできないのでしょうか?

 

聴覚能力の低下が原因でしょうか?

 

実は、人は相手が話す言葉を頭の中で具体的にイメージして聞いています。

例えば、「みかん、取って」と言われた場合、頭の中には「みかん」の映像や「取る」という行為のイメージが

浮かびます。

相手の伝えていることが、受け取り側の頭の中で具体的にイメージ(概念化)できないと、

ミスコミュニケーションになってしまいます。

 

では、なぜ概念化できないのでしょうか?

 

意味がわからないこともありますが、注意が向いていないこともあります。

頭の中で他のことが浮かんでいたり、相手の顔や表情、姿が見えていないこともあります。

 

私の研修では、最初に「ロケーショナル」というプログラムを行います。

これは、自分がいる位置や周りの景色、人々を認識するトレーニングです。

こうすることで、頭の中にスペースができ、相手に注意を向ける準備が整います。

 

 

▶スムーズなコミュニケーションとは

 

コミュニケーションをスムーズにするためには、

いつでも相手が伝えようとすることを概念化できるスペースを作っておくことが大切です。

 

「みかん」と言われたら、頭の中で「みかん」の映像が浮かぶようにしておきましょう。

もちろん、伝える側も相手が受け取りやすい声の大きさやはっきりとした音、意図を大切にすることが必要です。

そうすれば、コミュニケーションが上手くいくことでしょう。

 

「コミュニケーション=情報伝達」を意識して、話す、文章を書く、スケッチや図面を描く、しぐさをする、

物を渡すようにしてみましょう。

 

表情が暗いだけでも、相手には「問題があった」と伝わってしまうのです。

本人に、そんなつもりは無くてもです。

 

コミュニケーションは、情報伝達だけでなく、相手との共感や理解を深めるための重要なスキルです。

 

私の研修は、演劇創作の際に俳優に指導する技術を応用したものですが、

「伝える、伝わる」というアプローチは興味深いものかと思われます。

 

本人は「泣いているつもり」「怒っているつもり」「笑っているつもり」であっても、

観客に伝わらなかったら、それは演技として成り立ちません。

 

演技指導を通じて、感情や意図を観客に伝える方法をトレーニングしますが、

コミュニケーションでも同じ原則が適用されます。

 

また、受け取る観客がイメージしやすいように作品の解説をパンフレットに入れたりもします。

受け取る客席側も注意が向きやすいように、携帯電話を切ってもらい、暗くし、静かに観劇してもらいます。

コメディの場合は観客が笑いやすいように、前説で盛り上げたり、拍手の練習をしたりなど、

受け取りやすい環境を整えます

 

相手に伝わること、正しく受け取ることを意識して、日々のコミュニケーションを楽しんでくださいね!

 

今日も、頑張りましょう!

 

 

指導・育成コミュニケーション能力トレーナー / 演劇人

松尾 朋虎

 

▶松尾 朋虎 先生 プロフィール

講師紹介

 

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「組織におけるコミュニケーション」とは、安田の定義は「人間関係形成」です。

この関係性を構築するためには、

松尾先生が今回投稿いただいたように、「ズレない」「ミスのない」コミュニケーションが大切です。

そのための工夫などを行うわけです。

 

 

ダイバーシティ支援や、指導・育成コミュニケーションに興味のある方は、トライアングル・トラストまで

お問い合わせください。

 

トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント

安田真浪

 

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