2024.06.07 コミュニケーションコンサルティングダイバーシティ中堅企業五人衆人材育成松尾 朋虎課題解決
みなさんこんにちは、安田です。
トライアングル・トラストのスペシャル専門家チーム「五人衆」ブログを、3月2日から公開しています。
今回は、「ダイバーシティ支援」担当の指導・育成コミュニケーション能力トレーナー 松尾朋虎先生です。
松尾先生には、管理職・管理職候補対象に指導・育成のためのコミュニケーション技術指導で企業支援を
していただいております。
それでは、松尾先生よろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんにちは、コミュニケーション研修担当の松尾朋虎です。
「コミュニケーション」という言葉を考える
コミュニケーションという言葉は、日常的に私たちがさまざまな場面で使いますが、意外にも正確に理解されて
いないことがあります。
国語辞典で調べてみると、コミュニケーションは「情報伝達」を意味します。
しかし、この単語の語源を探ってみると、
ラテン語の「コミュニス(Communis)」に由来しており、
「同じものを持つ、あるいは共通したもの」という意味があります。
つまり、誰かが何かを伝え、受け取った相手が同じものとして理解することができない場合、
コミュニケーションは上手くいっていないと言えるでしょう。
例えば、「みかん、取って」と伝えたのに相手がリンゴを持ってきてしまったら、
それはミスコミュニケーションです。
私の研修では、ミスコミュニケーションを避けるための知識とトレーニングを提供しています。
ミスコミュニケーションとは
学生時代から「人の話をよく聞きなさい」と言われることがありますが、
なぜ年を重ねてもうまくできないのでしょうか?
聴覚能力の低下が原因でしょうか?
実は、人は相手が話す言葉を頭の中で具体的にイメージして聞いています。
例えば、「みかん、取って」と言われた場合、頭の中には「みかん」の映像や「取る」という行為のイメージが
浮かびます。
相手の伝えていることが、受け取り側の頭の中で具体的にイメージ(概念化)できないと、
ミスコミュニケーションになってしまいます。
では、なぜ概念化できないのでしょうか?
意味がわからないこともありますが、注意が向いていないこともあります。
頭の中で他のことが浮かんでいたり、相手の顔や表情、姿が見えていないこともあります。
私の研修では、最初に「ロケーショナル」というプログラムを行います。
これは、自分がいる位置や周りの景色、人々を認識するトレーニングです。
こうすることで、頭の中にスペースができ、相手に注意を向ける準備が整います。
スムーズなコミュニケーションとは
コミュニケーションをスムーズにするためには、
いつでも相手が伝えようとすることを概念化できるスペースを作っておくことが大切です。
「みかん」と言われたら、頭の中で「みかん」の映像が浮かぶようにしておきましょう。
もちろん、伝える側も相手が受け取りやすい声の大きさやはっきりとした音、意図を大切にすることが必要です。
そうすれば、コミュニケーションが上手くいくことでしょう。
「コミュニケーション=情報伝達」を意識して、話す、文章を書く、スケッチや図面を描く、しぐさをする、
物を渡すようにしてみましょう。
表情が暗いだけでも、相手には「問題があった」と伝わってしまうのです。
本人に、そんなつもりは無くてもです。
コミュニケーションは、情報伝達だけでなく、相手との共感や理解を深めるための重要なスキルです。
私の研修は、演劇創作の際に俳優に指導する技術を応用したものですが、
「伝える、伝わる」というアプローチは興味深いものかと思われます。
本人は「泣いているつもり」「怒っているつもり」「笑っているつもり」であっても、
観客に伝わらなかったら、それは演技として成り立ちません。
演技指導を通じて、感情や意図を観客に伝える方法をトレーニングしますが、
コミュニケーションでも同じ原則が適用されます。
また、受け取る観客がイメージしやすいように作品の解説をパンフレットに入れたりもします。
受け取る客席側も注意が向きやすいように、携帯電話を切ってもらい、暗くし、静かに観劇してもらいます。
コメディの場合は観客が笑いやすいように、前説で盛り上げたり、拍手の練習をしたりなど、
受け取りやすい環境を整えます。
相手に伝わること、正しく受け取ることを意識して、日々のコミュニケーションを楽しんでくださいね!
今日も、頑張りましょう!
指導・育成コミュニケーション能力トレーナー / 演劇人
松尾 朋虎
松尾 朋虎 先生 プロフィール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「組織におけるコミュニケーション」とは、安田の定義は「人間関係形成」です。
この関係性を構築するためには、
松尾先生が今回投稿いただいたように、「ズレない」「ミスのない」コミュニケーションが大切です。
そのための工夫などを行うわけです。
ダイバーシティ支援や、指導・育成コミュニケーションに興味のある方は、トライアングル・トラストまで
お問い合わせください。
トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント
安田真浪
課題解決コンサルティングTRIANGLE TRUST
LEGO®SERIOUS PLAY®技法と専用教材を用いたワークショップ
https://lsp.triangle-trust.jp/
イプロス
https://premium.ipros.jp/triangle-trust/?hub=157+4672154
Deliveru「たかやすWEBセミナー」
https://shop.deliveru.jp/triangle-trust/
ONSENWORK
https://workation.biglobe.ne.jp/onsen/
なごや栄二丁目新聞社