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2026.07.10 髙井 清司|ガバナンス・コンプライアンスとは

付加価値向上に向けて動き出そう!

みなさんこんにちは、安田です。

トライアングル・トラスト専門家 ガバナンスコンサルタント髙井清司先生ブログ

第55回テーマは「付加価値向上に向けて動き出そう!」です。

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髙井先生ブログ顔写真

 

 

― 「語り合い」が新たな価値を生み出す ―

 

ガバナンス・コンプライアンス担当講師の髙井です。

前回は、付加価値生産性の「分母」、つまり労働時間や人員配置の改善によって生産性を高める方法についてお話ししました。

今回は、「分子」である付加価値そのものを高める方法について考えてみたいと思います。

付加価値を高めることは、企業の競争力を高め、持続的な成長につながる重要なテーマです。そして、その出発点になるのが、これまで何度もお伝えしてきた語り合うことだと私は考えています。

 

 

■ 付加価値を高める二つの方法

付加価値を高める方法をシンプルに考えると、次の二つが挙げられます。

 

① 売価を上げる

② 社外へ支払う費用を減らす

 

どちらも簡単ではありませんが、企業価値を高めるためには避けて通れないテーマです。

 

 

■ 「売価を上げる」ためには全社で語り合う

売価を上げるためには、お客様が「その価格でも欲しい」と思える商品やサービスを提供しなければなりません。

そのためには、

 

・高品質

・高性能

・独自性

・新たな価値

 

を生み出すことが必要です。

しかし、新商品や新サービスは開発部門だけで生まれるものではありません。営業、製造、品質、管理部門など、それぞれが持つ情報や知恵を持ち寄り、「どんな価値を提供すれば、お客様に選ばれるのか」を徹底的に語り合うことが重要です。私は、こうした取り組みこそ全社プロジェクトであるべきだと考えています。

 

 

■ 「語り合い」が計画を実行力に変える

新しい価値を生み出すには、

 

・現状を正しく把握する

・目指す姿を共有する

・現状とのギャップを整理する

・各部門の役割を明確にする

・施策を5W1Hで具体化する

 

というプロセスが欠かせません。

そして、この一つひとつを支えるのが「語り合い」です。会議で一方的に指示を出すのではなく、立場を超えて意見を出し合い、知恵を持ち寄る。そんな組織では、自然と良いアイデアが生まれます。

私は、「ブレストしよう!」という言葉が社内に自然と飛び交うような企業文化を目指してほしいと思っています。

 

 

■ 内製化も「語り合い」が成功の鍵

もう一つの方法が、社外へ支払っている費用の見直しです。

外部委託している業務を社内で対応できれば、付加価値向上につながる可能性があります。ただし、何でも内製化すれば良いというものではありません。多くの場合、外部委託にはコストや専門性の面で合理的な理由があります。

だからこそ、

 

・本当に内製化すべきか

・外部委託を続けるべきか

 

を感覚ではなく、客観的なデータに基づいて判断することが重要です。ここでも、各部門が率直に意見を出し合い、十分に「語り合う」ことが欠かせません。これは、公平・公正な意思決定というガバナンスの基本にもつながります。

 

 

■ 管理職に求められる役割

付加価値を高める活動を成功させるために、管理職が意識したいポイントを整理すると、次の三つになります。

 

① 全社で「語り合う」場をつくる

 部門の枠を超えて意見交換できる環境を整える。

② 具体的な行動に落とし込む

 議論だけで終わらせず、施策を5W1Hで整理し、PDCAにつなげる。

③ 客観的な判断を徹底する

 内製・外製の判断も、感覚ではなくデータやコスト比較に基づいて行う。

 

このような取り組みを積み重ねることが、組織の透明性や説明責任を高め、実効性あるガバナンスにつながります。

 

 

おわりに

付加価値を高めるためには、新しい商品やサービスを生み出す力だけでなく、「語り合いながら知恵を集める組織文化」が欠かせません。管理職の皆さんには、ぜひ部門内だけでなく、部門を越えた対話の機会を増やしていただきたいと思います。そこから生まれたアイデアが、新たな付加価値となり、企業の成長を支える力になるはずです。

 

 

次回は、最近さまざまな場面で話題となっているAIについて、私自身が学びながら感じたことをお話ししたいと思います。AIは、人手不足の解消や業務効率化に大きな可能性を秘めています。一方で、活用方法を誤れば新たなリスクを生むこともあります。管理職としてAIとどのように向き合うべきか、一緒に考えていきたいと思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

ガバナンス・コンプライアンス担当講師の髙井でした。

 

 

ガバナンスコンサルタント / 語り合うコンサルタント

髙井 清司

 

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