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2025.12.05 松尾 朋虎 | ダイバーシティ・コミュニケーション

[27] 「知識」と「責任」は、いつもセットでやってくる

みなさんこんにちは、安田です。

トライアングル・トラストの専門家 指導・育成コミュニケーション能力トレーナー松尾朋虎先生ブログ

第27回テーマは「「知識」と「責任」は、いつもセットでやってくる」です。

 

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こんにちは、指導・育成コミュニケーション研修を担当しています、松尾朋虎です。

 

 

349番_20251205_「知識」と「責任」は、いつもセットでやってくる

 

 

今回お伝えしたいのは、「知識」と「責任」の深い関係についてです。

中級編の研修でも詳しくお話ししていますが、知識を持つことと、責任を持つことは、実はとても密接につながっています。

 

たとえば、ひとつのお店を思い浮かべてみてください。

店長は、売上、在庫、スタッフのシフト、クレーム、近隣店舗の動き、季節商品の売れ行きなど、店全体の情報を把握しています。
一方、アルバイトはどうでしょうか。

自分のシフト、今日の業務、担当エリア、先輩との関係、お客様対応…。

知っている範囲は「自分の目の前」に限られています。

 

その結果、店長は「店を商売として成立させる責任」を背負い、アルバイトは「今日の仕事をミスなく終える責任」を持つ。

 

ここで見えてくるのが、知識の量が、責任の大きさを決めているという事実です。

 

知識が増えれば、責任も増える。責任が増えれば、人は視野を広げざるを得なくなる。

 

逆に言えば、責任を負いたくない人は、無意識に「知ろうとしなくなる」のです。

 

「そこまでは、知らなくていい」「自分の仕事じゃないから」「難しそうだから」

こうした言葉の奥には、「責任を背負いたくない」という心理が隠れています。

 

しかし一方で、「もっと仕事を任されたい」「成長したい」「評価されたい」と思う人は、自然と情報を集め、周囲を観察し、質問し始めます。

知ろうとする人は、世界を広げていく人なのです。

 

 

知識は、空間を拡張する

知ろうとしなければ、私たちの生活空間は驚くほど狭くなります。

「え?そんなお店、あったっけ?」「ここにこんなサービスがあったなんて知らなかった」「そんな制度、初めて聞いた」

これらはすべて、存在していなかったのではなく、認識されていなかったものです。

 

私自身、移住して間もない頃、花束を用意しようとして花屋を探したことがありました。

地元の方に聞くと、「そこのスーパーの横だよ」とあっさり言われました。

毎日のように通っていた場所です。

なのに、今まで一度も「花屋」として認識していなかったのです。

 

知ろうとした瞬間、その空間は「初めて見える場所」へと変わりました。

つまり、知識は単なる情報ではありません。生きる空間を広げる力なのです。

 

 

知識は、社会を動かす武器になる

先月、ガソリンの暫定税率が廃止されるという大きなニュースがありました。

およそリッター25円。10リットルで250円、100リットルで2500円。

長距離移動をする人や、配送業に関わる人にとっては、決して小さな額ではありません。

そもそもこの税金は、「一時的に道路を造るため」という名目で集められたものでした。

ところが、それが50年近く放置され、本来の目的とは異なる使われ方をし、消費税と合わせて“二重課税”になっていたのです。

この事実を知り、声を上げた議員がいました。それを知った国民が増え、選挙で意思表示がなされ、ようやく制度が動きました。

 

もし誰も知らなければ、もし誰も疑問を持たなければ、この税金は、今もそのままだったでしょう。

知識は、人生を変えるだけではありません。社会のルールすら、変える力を持っているのです。

 

 

知らないままの人生と、知ろうとする人生

「知る」という行為は、誰かが与えてくれるものではありません。自分が取りに行くものです。

毎日8時間過ごす職場について、あなたはどれだけ知ろうとしているでしょうか。

自分の会社が、どんなビジネスをし、どんな強みを持ち、どんな課題を抱えているのか。

それを知らずして、「仕事がつまらない」「評価されない」「環境が悪い」と感じている人は、少なくありません。

しかし、知ることでしか、変えられないことがあります。

知れば、選択肢が増える。知れば、提案できる。知れば、視点が変わる。

知識は、人生の可動域を広げる道具なのです。

 

 

まずは、ひとつ「知ろう」

いきなり大きな知識を持つ必要はありません。

ひとつ調べてみる。ひとつ質問する。ひとつ視点を変える。

それだけで、世界は少しずつ広がっていきます。

まずは、知ろうとしましょう。わからなければ、調べましょう。

答えを持っていそうな人に、聞いてみましょう。

 

あなたが知識を得るほどに、あなたの世界は確実に、大きくなっていきます。

 

今日も一日、「知ろうとする力」で、人生を前に進めていきましょう。

 

指導・育成コミュニケーション能力トレーナー / 演劇人

松尾 朋虎

 

松尾 朋虎 先生 プロフィール

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トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント

安田真浪

 

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