2025.05.02 コミュニケーションコンサルティングダイバーシティ中堅企業五人衆松尾 朋虎
みなさんこんにちは、安田です。
トライアングル・トラストの専門家 指導・育成コミュニケーション能力トレーナー松尾朋虎先生ブログ
第20回テーマは「コミュニケーションは「情報を伝え合うこと」」です。
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こんにちは、指導・育成コミュニケーション研修を担当している松尾朋虎です。
私は高校時代から演劇創作に携わり、これまで多様な人たちと関わってきました。演劇未経験の方がほとんどで、小学生からシニア、外国人や障害のある方まで、さまざまな背景を持つ人たちと一緒に創作を続けています。
演劇は「観客がいること」を前提に作られるため、他の芸術とは少し異なります。たとえば、絵画や音楽はまず自分のために始めることが多いですが、演劇は最初から「誰かに伝える」ことを目的としています。つまり、演劇はコミュニケーションそのものなのです。
演劇には新劇や時代劇、ミュージカル、小劇場、前衛演劇など多様なジャンルがあります。分かりやすくエンターテインメント性の高い舞台には多くの観客が集まり、逆に実験的で難解な舞台にはコアなファンが集まります。これは、分かりやすさ=伝わりやすさ、分かりにくさ=伝わりにくさといえるでしょう。伝わらなければ、人は自然と離れていきます。
コミュニケーションは「情報を伝え合うこと」です。言葉が通じなければ距離を感じてしまうのと同じで、考え方や価値観が伝わらなければ、関係も深まりません。
人を育てる際、大切なのは「相手に伝わるコミュニケーション」を意識することです。私が演技指導を行うときは、まず相手の年齢や経歴、家族構成や趣味などをリサーチします。その人の背景に合わせて、分かりやすい例を用いて指導することで、理解が深まりやすくなります。
たとえば、子どもに「怒る」演技を教える場合、「楽しみにしていたプリンを兄弟に食べられたらどう感じる?」と、身近なエピソードを使うと、イメージしやすくなります。このように、相手に合わせて伝え方を工夫することが、指導の基本です。
また、誰にでも「初めて」の時期があります。自分の初心を忘れず、時には新しいことにチャレンジして初心の感覚を思い出すことも大切です。できなかったことが少しでもできるようになったら、その成長をしっかり認めて褒めましょう。そうすることで、相手のやる気が引き出され、さらに成長していきます。
一方で、「昔はできなかったのに」や「家ではこうなのに」と過去を引き合いに出して皮肉を言うのは、相手の成長を妨げてしまいます。大切なのは、昨日より今日、今日より明日と、少しずつでも前に進んでいることを認めてあげることです。
育成の場面では、相手を「観客」と考え、その成長を応援する姿勢が大切です。今日、目の前にいる育てる相手に、どんな言葉をかけられるかを意識してみてください。
今日も一日、一緒に頑張りましょう。
指導・育成コミュニケーション能力トレーナー / 演劇人
松尾 朋虎
▶松尾 朋虎 先生 プロフィール
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トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント
安田真浪
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