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2024.10.04 コミュニケーションコンサルティングダイバーシティ中堅企業五人衆

【ニューリーダーを育てる(55)】ダイバーシティ・コミュニケーション⑩

みなさんこんにちは、安田です。

トライアングル・トラストのスペシャル専門家チーム「五人衆」ブログ、

今回は「ダイバーシティ・コミュニケーション」第10回、テーマは「心のメカニズム」です。

指導・育成コミュニケーション能力トレーナー 松尾朋虎先生が担当です。

 

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こんにちは、コミュニケーション研修を担当している松尾朋虎です。

 

20241004_批判的

 

今回は、前回にも振れた、批判的な人の「心のメカニズム」について、お伝えします。従順だった部下が急に変貌して、同僚や上司の悪口を言い出したり、批判的になってしまうことはありませんでしたか?大抵の人は「元々、そういう性格だったんだ」と諦めてしまったり、力で押し返そうとしたり、ヒドイ状況だと左遷させたり、辞職に追い込んだりしませんか?「有能な部下だったのになあ…」とため息をこぼしたり。

 

実は、批判的になってしまう心のメカニズムには、「批判的になる相手に、その本人にとって悪いことをした」又は「その本人にとって、悪いことを隠している」時に起こる現象なのです。このポイントは「その本人にとって」なのです。

 

例えば、一番わかりやすい例は「会社の何かを横領した」ですが、その人はその罪を軽くするために、社長や会社を批判することで自分の罪を軽くするのです。つまりは「社長や会社が悪いから横領しても構わない」という心のメカニズムになるのです。

 

これは大きな事柄だけに限りません。自身がやらねばいけなかった仕事をしなかったことや、気づいていたのに気づかないふりをしたこと、情報を操作したり、隠したり、部下や同僚などを貶めるなど、「その本人にとって」悪いと思ったこと、隠していることは、多岐に渡ります。責任感の高い人ほど自身の罪の意識も高く、それ故に、その罪を軽減させるために批判的になるのです。

ですから、従順に仕事をこなしていた部下が豹変して批判的になってしまったのは、その罪の意識の重さなのです。批判的になっている人は「何かをしてしまった」というタグになるのです。

 

これは、本人には実はとても苦しいことなのです。批判することによって自分の罪を軽減しているものの、それが酷くなってくると、自分がそこの組織にいることは組織にとって危険なことだと思うようになり、もっと批判的になったり過剰な行動になり、結果、退職、辞職という形で、その組織から去っていくのです。

 

この心のメカニズムを知れば、どれだけ人が「善」だということを知るでしょう。

 

どの従業員も初めは会社の為に貢献したい、生き甲斐を見つけたいなど、希望を持って入社すると思います。しかし、自分が思うように出来なかったり、貢献できない自分に対して罪の意識を持ち始め、批判的になって去っていくのです。

では、どうしたら、それを防ぐことが出来るのか?また、そうなってしまった人をそれ以上、罪を重ねさせないようにするかは、私の研修の上級編にて行います。

 

まずは、批判的になってしまった人の心のメカニズムを知ることが、部下を知る第一歩になります。ジャスティスを与え、左遷や辞職させることは簡単な処置に思えますが、根本的にその部下を助けてあげることは出来ないのです。

入社した従業員は縁あって共に職場で働く仲間です。共に働き甲斐のある職場にするために、上司がそのような心のメカニズムを理解するのも大事な知識となるのです。

 

本日も一日、頑張りましょう。

 

 

指導・育成コミュニケーション能力トレーナー / 演劇人

松尾 朋虎

 

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トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント

安田真浪

 

 

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