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2021.06.01 コンサルティングダイバーシティチームビルディング課題解決

【人材育成とは①】企業は人なり

みなさん、おはようございます。トライアングル・トラスト安田でございます。

今、どちらの企業様も「企業にとって大切なのは“人材”」と言われます。

“ひと“が会社を強くする、変えていく、と。

特に注目されているのが若者だ。

 

リーマンショックから約13年。当時は、ものづくり愛知では、製造業が惨憺たる状況でした。自動車部品製造業は、売上減7割といった状況で、採用を手控え、派遣切りなどがあった。5000人の大学生が就職難民と言われていました。

景気が回復すると、今まで中途採用が主だった企業は新卒採用を始めだした。

たぶん、「うちもやっと新卒採用をする会社になった」という実感を味わっていたのでしょう。

ところが、新卒採用の場合に大切なのが「教育」。

今まで教育を受けたことがなかった管理職、中間管理職は、まっさらの新卒者への教育がおぼつかない。そのため、結局新卒者第一号は1年もすると早期退職となった。

「新人が入ったけど期待通りにはうまくいかなかった。うちも教育は慣れていなかったからねえ」

 

こういう時代を通り過ぎ、デジタルの時代になって、その時代を生きている新卒人材に期待が掛かるのが、昨今だ。

今は違う。各社、教育に力を入れている。そして、その入り口が「意識」であることに気づきだした。

 

なぜ、この業界を選んだのか、なぜこの会社で働いているのか、会社とは何か、自分にとって働くとは何か・・・ このようなキャリア意識がすべてのベースとなることに気づきだした。

 

デジタルネイティブ、生まれたときからインターネットやパソコンのある生活環境で育ってきた世代は、「自己成長」を求め、また「効率化」を求める。

新卒者は、特に経験値が少ないので素直だ。そのため、伸びしろが大きい。

企業はそこに気づき、こぞって新卒採用に力を入れている。

 

彼らにとって大切なのことは何か。

わたくしは、やはり「先輩」の存在と考える。

社員の年齢層がきのこ雲となっている会社が多い。50代以上はいるが、40代から30代半ばが中抜け。その下の20代がちらほら。

このままでは会社が終わってしまうと感じて、新卒採用に力を入れている会社も多い。

先のリーマンショックで、その前のバブルが弾けた以降の世代が少ないのだ。

 

そうなると、デジタルネイティブ世代の先輩は誰か。

必然と、バブル世代とその上の世代になってくる。

 

おわかりだと思いますが、時代背景が人をつくる。人はつくられていきます。

「企業は、ひとなり」の今の時代に何をすべきか・・・

それは、さまざまな時代に生きてきた人材のまずは組織形成、チームビルディングです。

そのためには、若手社員の教育を優先させるのではなく、管理職または先輩社員の教育が一番重要なのです。

 

トータルプロデューサー

安田真浪

 

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