【技術・開発とは⑮】大学の先生とのおつきあい（最終回）

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2024.11.21 コンサルティング下　俊久中堅企業五人衆技術開発課題解決

【技術・開発とは⑮】大学の先生とのおつきあい（最終回）

みなさんこんにちは、安田です。

トライアングル・トラストのスペシャル専門家チーム「五人衆」ブログ、

今回は、「技術・開発とは」第１５回（最終回）、テーマは『大学の先生とのおつきあい』です。

企画・開発コンサルタント　下俊久先生が担当です。

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こんにちは、企画・開発コンサルタントの下（しも）です。本日もよろしくお願いいたします。

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今日は大学の先生とのおつきあいについて書いてみたいと思います。

▶ 出会いは？

これまでにいろいろな先生方のところへ伺い、お話をお聞きするあるいは共同研究をさせていただく機会がありました。出会いはいろいろですが、先生の研究内容に興味があってこちらからメールでコンタクトとってお会いする場合と、学会発表や大学の研究発表会のようなプレゼンの場で名刺交換させていただき、後日、ゆっくりお話を聞きに行くという2つのパターンが多かったように思います。

後者の場合は、一度お会いしているので、その後の面談はスムースですが、前者の場合は、先生が忙しかったり、こちらの仕事に興味がなかったりした場合は、そのままスルーされてしまうこともありました。

ほとんどの先生は親切にご対応いただくことが多かったと思います。

▶ テクニカルミーティング

さあ、緊張の第1回目のミーティングです。こちらからは、会社の事業内容やなぜ、先生の研究に興味を持ったのか、どのような課題があるのかを説明し、先生方の研究内容をレクチャーいただき、ディスカッションするというパターンが多く、うまくマッチングすれば、協業に進むという感じでしょうか。やはり難しそうかなとなると、早々に切り上げることになります。

ある時、入社2年目の若い部下と一緒に面識のある先生のところに技術の相談に行ったことがありました。一通り技術談義も終わり、この問題は難しそうだねという雰囲気が漂っているところで、2年目社員が「先生、○○の研究もされていますよね」と違う研究のことを話題にしました。先生の顔色がパッと明るくなり、「その研究も、見てくれているのですね、じゃあ教えちゃおうかな」と、実験室まで案内して説明してくれたことがありました。結局、その研究が私たちの技術課題解決にはつながりませんでしたが、大学の先生の知識や経験は幅広いので、そこをうまく引き出せるか、相談に行く側の準備も大切だなと改めて思いました。

▶ 企業ができること

多くの先生方とお話をして感じたのは、どの先生も自分の研究成果が、社会に役立つこと、社会実装できることを考えていらっしゃるということです。今でこそ大学発ベンチャーが盛んになってきていますが、多くの先生方は、自ら事業を行うことなく、研究に没頭されています。その一方で、社会実装できないかと考えて、共同研究先の企業にその役割を期待されているように思います。

まだまだ日本の大学と企業との連携は浅く感じるのは私だけでしょうか。

大手企業でなくても、先生方の研究内容をお聞きする、技術的な相談をするところから始めてみることをお薦めします。

▶ 番外編

共同研究がスタートすると、何か月かに一回は成果報告会のようなイベントがあって、お食事を共にする機会も出てきます。ここからは人と人との楽しい時間になりますね。

ある先生は、日本酒に講義で使うレーザポインタのレーザ光を当てて、この揺らぎが酵母の数を表すのですと教えていただきました。

またカラオケ大好き、スナック大好きな先生とは、繁華街へ2次会に繰り出し、お酒大好きな先生とは朝まで飲んで、次の日の二日酔いのひどさが忘れられないなど、思い出は尽きません。

ＰＳ．今回で最終回となりますが、今までブログをお読みいただきました皆様、ありがとうございました。１つでも、発信させていただいた内容がお役立ちできれば幸いです。ありがとうございました。

企画・開発コンサルタント / あかりを灯す案内人

下俊久

▶下俊久先生　プロフィール

https://triangle-trust.jp/aboutus/lecturer/#shimo

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