2023.02.07 コンサルティング社会人基礎力課題解決
みなさんこんにちは、安田です。
若手社員の育成について企業様とお話をする際に、
「今の若者は一般常識の知識が薄く経験も少ない・・・」といった話をしています。
ところが、この内容は違っていることに気づきました。
通常は、家庭教育の中で一般常識を知るわけですが、そのベースが出来ていないのです。
先の表現だと若者に原因があるように聞こえてしまいますが、
そうではなく環境に問題があるのです。
教育は3つ、いえ4つに分かれています。
1.家庭教育 2.学校教育 3.企業内教育 そして、4.悟り教育
こちらも1~3.で理解していましたが、いえいえ「4.」がありました。
1.家庭教育 は、一般常識などの当たり前を理解する。すべての土台教育です。
2.学校教育 は、集団教育です。限られた年代の中での集団、いわゆる組織でのルールであったり、マナーであったり
自分の役割理解であったり・・・そのような、組織としてあるべき教育。そして、社会人になるために必要な「基本知識」と
「専門知識」の学びです。
3.企業内教育 は、さらに大きな枠組みでの教育です。年代がさまざま、行うこともさまざま、求められることもさまざま。
このあらゆるさまざまなな中で、2.学校教育 での「知識」をベースに、さまざまな体験をしながら
応用力を身に付けます。
4.悟り教育 は、最終版です。1~3.を経験し積み上げてきてのいよいよ最終項。自分自身のなかに「教育」が完成され
てきます。これは、「当たり前」や「ものの道理」と原理原則の教育です。
学ぶ側から伝える側に切り替わります。
今、若者に欠けているのは、家庭内での「4.悟り教育」です。核家族化となって、おじいちゃんおばあちゃんからの
「一代飛び教育」が抜けてしまっているのです。
親では気づかない「ものの道理」や「当たり前」などの原理原則を伝える。大切な役割です。
それが抜けているのです。
わたくしどもの課題解決コンサルティングは、実は、この「一代飛び教育」を行っているのだと、最近気づきました。
何か特別のことを教えるのではなく、当たり前のことを伝える。自分が実際に経験してきたことを事例紹介する。
今、企業で求めている若年者への教育は、こういうものです。
机上のものではなく、あくまでも体験に基づいた内容は、非常に相手に伝わりやすく、腹落ちします。
このことに気づいて少しわたくしもすっきりしました。
経験者だから伝えられることはいっぱいあります。
ただし、行うのは当事者。考えるのも、改善するのも、計画を立てるのも、あくまでも当事者。
道に迷ったときのアドバイス、そもそもの入口づくり、事例紹介・・・ こういったことが大切。
課題解決コンサルティングは、実に深いです。
課題解決コンサルタント
安田真浪
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