採用・教育特別セミナー&理系大学と企業との情報交換交流会(2018/08/22開催)レポート
2018年8月22日(水)に開催された「採用・教育特別セミナー&理系大学と企業との情報交換交流会」の実施後レポートになります。
【結果】
<参加者>
・企業図鑑企業6社
・理系大学3校
・名古屋市、刈谷市
・OKB大垣共立銀行企業図鑑担当者
という「産学官金」の参加者となりました。
情報交換タイム(大学・企業)内容
大学:学生の状況
💭採用状況82%「3月解禁6月採用開始」と言われているが、6月末で数値みると85%活動量は増えてはいないと思う。
現在は1デイインターンも就職活動の中に入っている為8割インターン参加。
→多くの大学は8月9月のインターンには一番力入れていると思う。
インターン(1デイ含め)は昨年と比べると、2割ほど増加している。
3年生は10日間。在籍者の1年2年の受け入れは難しい状況。
3年生含むならうけいれるとのこと。
(リーダー格がいれば1.2年生の受け入れる場合もある。)
💭就職内定率は、学部によってバラバラ。
デザイン学部→デザインの仕事に就けるわけではない。
学生の「どうせ就職できる」「就職センターのサポートしてくれてるからなんとかしてくれ」という思いがある。
従って就職率100%でも、1年の離職率で考えると言うまでもない。
企業図鑑企業(困りごと)
💭建設業に関すると、理系の学生の確保ができない。
製造に行ってしまう。
文系の学生でもいいから欲しい。ただ、業界に入ったら技術、国家資格等取得してキャリアとして目指してほしい。
マイナビに出展して文系も集まったが、なかなか企業の理解がしてもらえない。
1デイインターンは逆にダメ。長期でやって、しっかり企業を理解してほしい。
大学の方から、インターン等で企業研究なりやり方を教えて頂けたら嬉しい。
建築業界は内定100%だが、入って数年でやめてしまうことが多い為、ミスマッチ避けたい。
(大学意見)
💭なりたい自分が書けない学生がとても多く感じる。
企業側が教育しようとしても、学生自身がわからないからどうしたらいいか。
→専門大学もそこが課題だと思っているから難しい。
💭まず人材不足。女性を活躍させ、高齢者を活躍させ、外国人の活躍もさせようとして何とか人材を確保しようとしている。
女性に関して特に困っている。育休2年で復帰して、短時間労働しているがラインの為他の社員の残業が増える。
それが原因で2名退社してしまった。
(大学意見)
💭キャリアセンターでも短時間労働が導入されている。
忙しいが、常に笑顔。
朝その短時間の女性が出勤したら、女性に仕事を全部言う。
あとは終わるまで笑顔で受け入れている。
業種が違っても同じ環境ではないのか。
バランスのとり方が大事。
離職に関しては、少子高齢化にあまりとらわれないように、学生を導いてあげることも大事。
💭「見習い」の立場は“教えてもらう”という時代だったが、今は教えさせてもらってる感がある。
入社して短期間で辞めてしまうのはもったいないので、学生にはしっかりこの業界で研究をしてもらった段階で来てほしい。
(大学意見)
💭何かひとつ繋がってれば離職に繋がる可能性は低い。
例)先輩、家の近くにある。
今は情報が多すぎる。ネット就活になってから学生の気持ちの持ちようが弱くなった感じ。
💭「生きる」ということに貪欲でない学生が多い。
勉強する学生姿勢はきっちりなっているのか。
今の子たちは自分の為に就職しているのか。
学習習慣がついている学生はどのくらいいるのか。
基本的なマナー(お茶だしでティーパックにフォークで刺してお茶の色をだしてた。遅刻。定時ジャストに出勤。時間の意識)マナー指導はしていないのか。
理系が欲しいが文系でもいい。学習習慣がついている学生が欲しい。
(大学意見)
💭就活の場面、最低限はするがお茶出し等はしない。
キャリアデザインの授業がある。
マナー教育はあるが、おもてなし、心がけまではいってない。
なぜ大学がキャリアを教えないといけないのか。
授業やキャンパスの中でマナーや基本を学んでほしい。
大学も少しずつ変わりたいと思っている。
企業はOJTが大事。
お茶出しもマニュアルのカリキュラムに導入。
マナーはその場で教えた方が良い。
学校に全てを求めても、、、家庭環境に問題もあるかも。
講演について
大同大学鹿島氏が国の取組や実際の就活生の状況など、「ここだけの話」を含め、わかりやすく講演いただきました。
また、企業図鑑を代表して、ケー・エス・ピー佐野社長の”あるもの”を武器に大手企業に入り込んだ話は非常に興味深く、他の企業図鑑企業の社長から参考になったと好評でした。
次回イベント
※次回イベントは9月26日(水)です。
「第4回 企業図鑑特別セミナー名工大生が企業内ベンチャー人材に!」
講師は、名工大教授でキャリアサポートオフィス長の山下啓司教授です。