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2024.05.24 コンサルティング中堅企業五人衆人材育成生産性向上課題解決高橋 康友

【中堅企業をめざす支援③】中堅企業が日本経済を牽引する

みなさんこんにちは、安田です。

トライアングル・トラストのスペシャル専門家チーム「五人衆」ブログを、3月2日から公開しています。

 

今回は、「制度設計」担当の中小企業診断士 高橋康友先生です。

テーマは『中堅企業が日本経済を牽引する』です。

高橋先生には、中堅企業をめざす企業支援をしていただいております。

それでは、高橋先生よろしくお願いいたします。

 

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▶「経済」とは何か。

 

広辞苑に、

①国を治め人民を救うこと。経国済民。政治。

②(economy)人間の共同生活の基礎をなす財・サービスの生産・分配・消費の行為・過程、ならびにそれを通じて形成される

人と人との社会関係の総体。転じて、金銭のやりくり。

③費用・手間のかからないこと。倹約。

とあります。

 

ただ単純にGDPを大きくすればよいというものではありません。

人々をより幸せにする社会をつくっていくことが本来求められているといえます。

 

▶企業に求められることは何か。

 

「企業は社会の公器」です。

企業は、企業を取り巻く従業員、顧客、仕入先・協力企業、消費者、株主、地域社会、自治体や行政など多様な利害関係者

(ステークホルダー)からの期待やニーズに応えるために、事業活動を継続していくことが求められています。

企業は、社会に対して責任を果たし、社会と共に発展していく存在です。

 

その使命を果たすために、どのような市場活動をすべきか、どのような新しい市場をつくるのかを考える必要があります。

 

ひとつの企業の活動だけでは影響力は小さいかもしれません。

しかし、1社1社は大きくなくても、多くの企業が共に活動していけば大きなうねりとなります。

そこにおいて、今後ますます期待されるのが中堅企業であると考えています。

 

経済産業省は、中堅企業者の定義として、常時使用する従業員の数が2,000人以下の会社等(中小企業者を除く)としています。

製造業の場合、

中小企業者の定義は資本金3億円以下または従業員数300人以下の会社等であり、300人超2,000人以下の会社等が中堅企業

となります。

 

経済産業省・総務省の調査(令和3年経済センサス・活動調査)によると、国内の企業数は、

大企業 約1,300者

中堅企業 約9,000者

中小企業 約336万者

とのことです。

 

そして、経済産業省は、成長力が高い中堅企業が地域経済を牽引する存在となると考えて、その成長を後押しする政策を

打ち出しています。

 

成長力が高い中堅企業の特徴について考察すると、積極的に取り組んでいらっしゃることとして下のつを挙げることができます。

 

1.新分野への進出

新分野に進出することで多角化を図っています。

進出する先として成長市場を対象とすることが多いですが、そのなかでも隙間となる市場を対象としてトップを目指す、

すなわち『ニッチトップ』の戦略を遂行しています。

 

また、成長過程の節目においてビジネスモデルの転換を図っている企業もあります。

たとえば、川上分野、あるいは川下分野へ進出する戦略です。

既存顧客からの反発がリスクとして懸念されますが、事業機会として捉えて活路を見出しています。

 

2.海外への進出

内需の開拓だけでなく、国外の需要を開拓することにも積極的に取り組まれています。

海外拠点を設置してグローバル展開を図り、海外販売比率を高めていくことで成長しています。

 

3.経営基盤の強化

自社の強みを磨き、経営基盤を強化することも重要であり、「人材育成」「設備投資」「資金調達」に対して長期的な視点で

取り組まれています。

①人材育成

一般社団法人日本能率協会様の『日本企業の経営課題 2023』 調査結果(回答数528社)によると、

企業が当面する経営課題は「現在」「3 年後」「5 年後」のすべてで「人材の強化」が最多となっています。

人材育成は、中堅企業だけでなく、多くの企業の経営課題となりますが、成長力の高い企業は社内教育の充実と社外研修の

有効活用を実践されています。

 

②設備投資

メーカーのイノベーションには人材育成とともに定期的な設備投資が必要不可欠です。

最新の設備環境を整備し、新たな挑戦や生産性の向上を成功させています。

 

③資金調達

外部から資金調達する方法として、金融機関からの借入だけでなく、株式上場によって資金調達するなど、選択肢を増やしています。

成長していくと需要開拓のために資金がより必要となり、資金調達方法を多様化しています。

 

中堅企業は、国内だけでなく海外市場も視野に入れてチャンスを捉え、自社の強みを活かした製品開発と営業活動によって

イノベーションを生んでいるといえます。

 

中堅企業は地域経済にとどまらず、日本経済を牽引する存在になっていくことが期待されます。

 

 

中小企業診断士

高橋 康友

 

▶高橋 康友 先生 プロフィール

https://triangle-trust.jp/aboutus/lecturer/#takahashi

 

 

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高橋先生、ありがとうございました。

注目の「中堅企業」について、期待される理由がわかりました。

 

「中堅企業支援」に興味のある方は、トライアングル・トラストまでお問い合わせください。

 

 

 

トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント

安田真浪

 

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