2022.01.04 イノベーションダイバーシティ管理職起業家教育
みなさん、こんにちは。トライアングル・トラスト安田でございます。
新年明けて、思うことは・・・
まずはこれからの多様化する人材育成、人材教育に必要なことは何かというと、
やはり「起業家教育」です。
経済産業省がそこのところを上手にまとめ、ツールを作成しています。
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/sienturu.html
まずは、「ダイバーシティ経営」の定義です。
「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、
価値創造につなげていける経営」のことです。
そして、「ダイバーシティ経営」の4つの効果として、
①プロダクト・イノベーション ②プロセス・イノベーション ③外的評価の向上 ④職場内の効果
を挙げています。
①プロダクト・イノベーション
対価を得る製品・サービス自体を新たに開発したり、改良を加えたりするもの
②プロセス・イノベーション
製品・サービスを開発、製造、販売するための手段を新たに開発したり、改良を加えたりするもの
③外的評価の向上
優秀な人材の獲得、顧客満足度の向上、社会的認知度の向上など
④職場内の効果
社員のモチベーション向上や職場環境の改善など
経済産業省の「ダイバーシティ経営」に対する解釈は、
「社員の多様性を高めること自体が目的ではなく、福利厚生やCSR(企業の社会的責任)の観点のみを直接的な目的とするものではない。
経営戦略実現に向けて不可欠な多様性人材の確保、そうした多様性人材が意欲的に仕事に取り組める組織風土や働き方の仕組みを整備
することを通じて、適材適所を実現し、その能力を最大限発揮させることにより、経営上の成果につなげることを目的としている」
まさに、わたくしたちトライアングル・トラストの考えとぴったんこです。
そのカギを握るのは、「Z世代」です。
「Z世代」が伸び伸びと力を発揮するための環境整備が重要です。
昔にしばられず、先の可能性に向けて突き進む。失敗してもどこ吹く風として、改善を推し進める。
まるでゲームの世界です。
経済産業省の解釈では、さらに
「ダイバーシティ経営の実現化に向けて「職場」で必要とされるのは、『インクルージョン』」としています。
「インクルージョン」とは、「一人ひとりが、職場で尊重されたメンバーとして扱われていると認識している状態」を指します。
「ダイバーシティ」の前提が、「職場環境」を位置づけしています。
これは、「マズローの法則(欲求の5段階)」に繋がります。
下から2番目の『安心・安全の欲求』です。ここが満たされると、次の『所属の欲求』『承認の欲求』そして『自己実現』に
向かって行くのでしょう。
経済産業省の「ダイバーシティ経営普及・定着手法開発等事業検討委員会」が作成した「職場環境」の指標となるマトリックスは、
2軸で表しています。
A軸:職場の一員として認められている程度
B軸:独自の価値が認められている程度
A軸低・B軸低:「排他」職場の一員として認められておらず、自分の独自性や能力も組織の成功のために必要とされていない
A軸高・B軸低:「同化」職場の一員として認められてはいるが、自分の独自性や能力は組織のために必要とされていない、
あるいは、自分の独自性を発揮しないことで仲間として認めてもらえる
A軸低・B軸高:「分化」職場の一員としては認められていないが、自分の独自性や能力は組織の成功のために必要とされている
A軸高・B軸高:「インクルージョン」職場の一員として認められており、自分の独自性や能力は組織の成功のために必要とされている
若者の早期離職の理由に、「人間関係」という言葉が使われるが、実際は「職場環境」が適しています。
そこは、やはり会社側が「職場環境」をどのように認識して、手を打っているかです。
わたくしどもの会社では、個人の自己分析として経済産業省が推奨する「社会人基礎力チェック」(自己診断)を行っていますが、
「ダイバーシティ経営診断」も今年は是非活用したいと思います。
さて、本題に戻りますが、企業にとって「イノベーション」は不可欠です。
そのイノベーションの鍵を握る若手人材、「Z世代」をどう確保し、彼らに次世代の会社経営をいち早く関わってもらうのか
そのためには、会社がまずは「トップメッセージ」を定め、その内容を経営方針に注入します。
そして、何より大切なのは、管理職への「起業家教育」です。
・起業家マインドの重要性を理解
・過去にこだわらない、とらわれない、失敗をおそれない
・チャレンジ精神
・課題解決で常に改善のマインド
・役割を把握し、役割を担う
そのためには、段階を追って少しずつステップアップを行う「トレーニング」が必要です。
まずは、「自己理解」、そして「他者理解」から「相互理解」。
次に、「会社理解」です。
この基本を押さえて、
「ひとりも取り残さない」(SDGsのテーマですね)「おいてけぼりをつくらない」
全員参加、全員で「勝ち」を取りに行きます。
昨今、スポーツがチーム競技から個人プレーに人気が移り変わっているようです。
会社内で、チームプレーの醍醐味を味わう機会をつくって
微調整していきましょう。
トータルプロデューサー
安田真浪
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