【技術・開発とは⑬】強み

2024.10.17 コンサルティング下　俊久中堅企業五人衆技術開発課題解決

【技術・開発とは⑬】強み

みなさんこんにちは、安田です。

トライアングル・トラストのスペシャル専門家チーム「五人衆」ブログ、

今回は、「技術・開発とは」第１３回、テーマは『強み』です。

企画・開発コンサルタント　下俊久先生が担当です。

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こんにちは、企画・開発コンサルタントの下（しも）です。本日もよろしくお願いいたします。

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▶強みってなんだろう

人に対しても、組織に対しても、会社に対しても、ビジネスの新たな関係を築くときに必ず聞かれる質問ですよね。

自分もこれまでいろいろな人に聞かれ、またいろいろな場面で聞いたりしてきました。

面接現場ではあなたの強みを教えてください。

社内においてはあなたの部署の強みは何ですか。

新製品を売り込みに行けば、貴社の強みはどこにありますか。

そこでは、もちろん回答もするし、回答される場合もあるのですが、すっきりした回答をもらったことはとても少ない感じがします。

▶コアコンピタンス経営

経営戦略においては、コアコンピタンスという考え方が有名でゲリーハメル、C.K.プラハラード共著、「コアコンピタンス経営」日本経済出版1995年として日本語訳が出版されています。彼らは、コアコンピタンスの定義として、下記の３つを定義しています。

・顧客に利益をもたらすことができるか

・他社から模倣されにくいか

・複数の商品や分野に応用できるか

論理的によく考えられていますね。

ちなみに“コンピタンス”は能力や力量をあらわします。

▶腹落ちしない理由は

あなたの（あなたの会社の）強みは何ですかと聞くときは、表面的には他社に対する優位性やその優位性をもたらした能力を聞いているのですが、聞く側としては、これまでのことはこれまでのことで、これからパートナーとしておつきあいするとしたら明るい未来が描けるだろうかと、必ず今後のことを考えながら聞いていると思います。

質問した人の中にある未来に対する期待にミートできるかどうかが、納得いく答えかどうかになってくるのではないでしょうか。

技術開発においては、開発した技術がこれからどれだけ世の中の役に立つか、利益を生み出すかといったそもそも結果は未来にあるので、かならず将来に対しての目論見とそれを生み出す能力あるいは理由について答えることになりますね。

もう一つ、内部の視点と外部の視点があって、これはよく人に対して起こることですが、あなたの（あなたの会社の）ここがすごいですねというと、たいていの人は“いえいえ、そんなことはないです”と答えることが多いと思いますが、謙遜して言っている場合と本気で言っている場合があって、本気で言っていることこそ、その人もしくはその会社の本当に優れた能力だということがよくあります。当たり前にできてしまうから、本人はすごいとは思わないのでしょう。こんなところから強みを意識されると、客観的にものが視られるようになるのではないでしょうか。

▶戦略は未来志向で

先行き不透明な将来のことを考える時に、時間軸はとても大事な視点です。

先回ブログのバックキャストとフォアキャストは起点となる時間軸の立ち位置の違い、そして今回は、明るい未来を描く期待が持てるための時間軸の捉え方となります。時間的な奥行きはどんな視点でものをみてもついて回るものですね。

だからこそ、将来に向けて考える戦略は、関係者が明るい未来を共有できるかどうかが、重要なのだと思っています。

企画・開発コンサルタント / あかりを灯す案内人

下俊久

▶下俊久先生　プロフィール

https://triangle-trust.jp/aboutus/lecturer/#shimo

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トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント

安田真浪