YASUDA ISM

安田の考えをご紹介します

ホーム > 安田イズム詳細 > [11]有益なインターンシップとは⑥ ―侮れないUターン・地元就職―

2026.01.03 採用支援

[11]有益なインターンシップとは⑥ ―侮れないUターン・地元就職―

こんにちは、安田です。

 

「有益なインターンシップとは」第6回目となる今回は、「Uターン・地元就職」をテーマに、最新データをもとに整理していきたいと思います。

 

新型コロナウイルスの影響により、地方大学生の就職意識が変化したと言われています。

特に2025年卒は、大学生活のほぼすべてをコロナ禍で過ごした世代でした。

一方、2026年卒以降は、オンライン授業の比率も下がり、比較的に「平常時」に近い学生たちです。

こうした学生が、就職先に何を求めているのかを見ていきます。

 

 

内閣府発表「仕事のための地域選択」分析結果(2024年秋)

仕事のための地域選択

 

 

🔍1.大学卒業後の就職時の移動状況

大学所在地別に見ると、東京圏内の大学卒業予定者の約9割が、そのまま東京圏内に就職しています。

さらに出身高校を加味すると、「高校・大学ともに同一地域→同一地域就職」という割合が、多くの地域で上昇していることがわかります。

特に、首都圏や大阪圏では、都市部の大学に進学した学生が、そのまま都市部に定着する傾向が顕著です。

 

 

🖥2.テレワークと産業構造

コロナ禍をきっかけに全地域で導入が進んだテレワークは、若年層からの支持が高い働き方となりました。

特に通勤時間が長い南関東では導入率が高くなっています。

 

産業別では、

・情報通信業:93%

・金融・保険業

・不動産業

と続き、職種・産業構造そのものが、地域選択に影響していることが分かります。

 

 

📊マイナビ社「2026卒 大学生 Uターン・地元就職に関する調査」

2026卒 大学生 Uターン・地元就職に関する調査

 

ここからは、マイナビ社が実施した2026年3月卒予定者へのWEB調査(有効回答数3224名)をもとに、Uターン・地元就職につながるヒントを整理します。

 

 

📌 1.地元就職希望割合

進学時と比較した地元就職希望割合は、2026年卒で56.4%

前年・前々年と比べ、約1割低下しています。

背景として考えられるのは、

・都市部での就職機会の回復

・キャリアアップ志向の再燃

です。

 

一方、都道府県別では、東京都・大阪府・愛知県など、大都市圏ほど「地元就職希望」が高いという結果も出ています。

 

 

📌 2.地元就職を希望する/しない理由

地元就職を希望する理由

・家族の近くで生活したい

・実家から通えて経済的

・生活に慣れている

 

➡ 生活の安定性が中心です。

 

地元就職を希望しない理由

・志望する企業がない

・給与水準が低そう

・生活の利便性

 

➡「企業の見えにくさ」が大きな要因となっています。

 

都市志向の学生は「成長・選択肢」を、地方志向の学生は「安定・生活」を重視している点が明確です。

 

 

🧭 3.地元就職とインターンシップ・仕事体験

地方就職において重要なのが、企業理解を深めるインターンシップ・仕事体験です。

参加の8割以上が、「地元就職(Uターン含む)を意識するようになった」と回答しており、体験が意識を変える力を持っていることが分かります。

また、地元進学・地元外進学ともに、参加社数は「1~2社」または「5社以上」に二極化しています。

 

 

📌 4.地元就職を増やすために必要なこと

Uターン就職の条件として多かったのは、

・働きたい企業が増える

・給与水準が改善される

・志望職種に就ける

など、「企業の魅力度」そのものでした。

 

学生からは、

・Uターン手当・奨学金支援

・地元優良企業の見える化

・好条件を揃えた合同説明会

・リモートワーク環境の整備

といった、現実的かつ即効性のあるアイデアも挙がっています。

 

 

🌱 5.Iターンという選択肢

Iターン就職についても、「働いてみたい」と回答した学生は42%に上ります。

理由は、

・見聞を広げたい

・新たな人との出会い

・趣味と仕事の両立

など、価値観重視型です。

Uターン同様、「企業の魅力が伝われば勝算は十分ある」と言えるでしょう。

 

 

まとめ:企業に求められるのは「見える努力」

地方企業は人材確保に強い危機感を持ち、実際に多くの工夫をしています。

しかし、知名度の低さゆえに、就活生に届いていないのが現状です。

まず取り組むべきは、

・インターンシップを通じた体験提供

・学生の声を活かした改善

・自社の魅力を言語化・可視化する社内整備

 

これらが、人材確保の第一歩となります。

 

「良い会社をつくる」だけでなく、「伝わる会社にする」こと
それが、これからのUターン・地元採用成功のカギですね。

 

 

🌱 連載まとめ|有益なインターンシップとは(全7回)

制度背景から実務設計までを、段階的に整理しています。

 

2023年制度改正で「インターン」の定義はどう変わったのか ☜

インターンシップの要件と、オープン・カンパニーとの違い ☜

なぜ今、インターンシップは見直されたのか ☜

三省合意後、就職・採用は本当に変わったのか? ☜

有益なインターンシップは、採用思想から始まる( オープン・カンパニーを軸にした設計論) ☜

侮れないUターン・地元就職 ☜

Uターン採用を成功させるために ☜

 

 

 


~組織づくりが企業を変える!組織の課題解決コンサルティング~

安田真浪

 

トライアングル・トラストは、組織における各種課題解決のお手伝いをしています。

オーダーメイドプログラムで、担当者様と一緒に取り組んでいます。

お気軽にご相談ください。

 

▶  2028卒向けインターンシップ構築セミナー

 

▶  課題解決コンサルティングTRIANGLE TRUST

 

▶ レゴ®シリアスプレイ®特設サイト

Copyright (c) 2020 TRIANGLE TRUST.
All Right Reserved.