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2025.07.08 課題解決コンサルティングとは

[34] レゴ®で気づく、私たちの“快適な職場”——ハラスメント対策の新しいかたち

レゴ®シリアスプレイ®で「ハラスメント」を考える研修会を実施しました

 

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こんにちは、安田です。

先週、レゴ®シリアスプレイ®を活用したハラスメント研修会を開催しました。

参加者は、新卒3年目・5年目の社員と中途1年目の社員、いずれも20代半ばから後半の若手社員です。

 

これまでトライアングル・トラストのハラスメント研修は、社会保険労務士の専門家を講師に迎え、

・ハラスメントの定義

・6つの行為類型

・判例紹介

・ハラスメントフリーな職場に必要な指導とコミュニケーション

といった内容で構成してきました。

しかし今回は、少し違うアプローチを取りました。

 

 

若手社員が「ハラスメントのある職場」と「快適な職場」をつくるワーク

レゴ®ブロックを使って、まずは参加者自身が思い描く「ハラスメントのある職場」を形にしてもらい、その後、「ハラスメントのない、快適な職場」へと再構築するワークを実施。

このプロセスが非常に良かったのです。

 

 

“知っている”と“できている”は違う

ハラスメントについての知識は、ほとんどの人が一般常識として理解しています。
「してはいけないこと」は知っている。

でも、自分の行動がそのどれかに該当しているとは、多くの人が自覚していません。

そういった状態の人に、改めて「ハラスメントとは何か」を理屈で説くことに限界があるのだと、今回の研修で実感しました。

 

 

解決の糸口は「望ましい職場像」の共有にある

今回、私が特に感じたのは、
組織の課題解決の出発点は、その職場で働く人たち自身が、どんな職場を望んでいるかを可視化し、共有することにあるということです。

20代の若手社員が抱く「ハラスメント」への感覚は、我々バブル世代とは明らかに異なります。

彼らは、リーマンショック・震災・コロナといった社会的な不安や混乱の中で育ってきた世代。
だからこそ、コミュニケーションにも慎重で繊細な感覚を持っています。

こうした世代間の価値観の違いを理解し合い、望ましい職場の姿を共有することが、ハラスメント対策にとどまらない、組織全体の課題解決につながると実感しました。

 

 

世代を超えた価値観の相互理解が必要

「職場の仲間」に年齢は関係ありません。

それぞれの世代が、それぞれの時代背景と価値観を持って働いています。

その“違い”を互いに知り、理解し合うこと。
これこそが、ハラスメントを防ぎ、快適な職場をつくる鍵だと感じました。

 

 

「主張できる場」としての研修の価値

日常の業務の中で「自分たちはこう考える」と主張する場は、なかなかありません。
だからこそ、今回のような研修を通じて、自分の考えを可視化し、共有できる時間は非常に意味のあるものでした。

「仕事を止めてでも参加する価値のある研修」
それを実現するためには、その時間でしか得られない体験が必要だと、改めて感じています。

 

 

学びは永遠。快適な職場づくりへ

教育の道に入り、40年以上が経ちました。

今回の研修もまた、私にとって多くの気づきと学びのある時間でした。

この経験を、快適な職場づくりを目指す組織コンサルティングに、しっかりと活かしてまいります。

 

 

~組織づくりが企業を変える!~

トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント

安田真浪

 

 

 

トライアングル・トラストは、組織における各種課題解決のお手伝いをしています。

オーダーメイドプログラムで、担当者様と一緒に取り組んでいます。

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