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2025.06.04 定着・早期離職回避とは

[17]2025新入社員の育て方

こんにちは、安田です。

 

20240925_217番_人材育成

 

 

6月に入りました。今年の梅雨入りは平年より少し遅いようですね。

4月の新入社員研修で、新入社員から「5月病」が心配という声が上がっていましたが、「5月病」とあわせて「6月病」もあるんですね。

 

「5月病」と「6月病」の違いは、

5月病」・・・GWが過ぎたころから疲れが出て心身の不調をきたすこと

6月病」・・・「新たな環境になじめない」「新しい人間関係がうまく築けない」「描いていた理想と現実にギャップがある」「入社後の新たな目標が見つからない」といった、一般的な5月病の症状が6月にあらわれる

だそうです。

やはり、ここは梅雨のすっきりしない天気も影響しているようですね。

 

さて、今日の「安田イズム」ですが、テーマは「2025新入社員の育て方」です。

 

4月1日から、退職代行が非常に忙しい、例年以上の盛況というニュースが流れました。

企業は、各社、新入社員の早期離職防止のための対策を練っていますね。

そして、次の2026採用については、最近のマスコミ発表だと内定率が8割近いそうです。

採用活動が激化するなかで、なんとか人材確保をしようと、大手企業を中心に「初任給アップ」路線が続いていますね。

 

という流れの中で、私が注目しているのは、「新入社員をどう育てていくか」です。

 

2025新入社員のみなさんが育ってきた時代は、

小学1年生・・・リーマンショック

小学3年生・・・東日本大震災

高校3年~大学・・・新型コロナウイルス流行

 

子供時代からさまざまな出来事が起きていました。世の中の動向などを肌で感じていたことでしょう。

このような時代を過ごしてきた子供たちを、われわれはどのように育てていくのか、

社会人になり、これから次の時代を担っていく彼らをどう支えていくのか、

大切なのは、そこではないかと思います。

 

不安定な時代を生きてきた人は、当然さまざまな事由に対して敏感です。慎重になります。

現実をしっかり捉えながら、安心安全な領域を確保しようと考えます。

 

トライアングル・トラストは創業から23年になりますが、23年間、大学生、高校生、新入社員、若手社員のみなさんを見てきました。

ここ数年の新入社員のみなさんの傾向は、非常に素直で真面目です。

そして、伸びしろが十分あります。

ですから、「育て方」次第で彼らはいくらでも成長します。

 

新入社員教育を行うにあたって、この大前提がとても大切だと感じています。

 

世間の評価は、どちらかと言えば今の新入社員や若手社員に対してマイナスの見方です。

「多様性で、一般常識を知らなくて、すぐ辞めてしまう・・・」

といったところでしょうか。

 

いえいえ、彼らは成長しますよ。

経験値が少ない、知識も少ない、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスに敏感・・・

このような内容は、育成に向けての条件がとても揃っていることを意味します。

 

彼らの傾向を掴み、彼らが望んでいることを正しく把握する。

そして、会社が彼らにどのようになって欲しいか、望んでいることを伝える。

そのための計画や教育プログラムを、会社の目的・内容・彼らが得る成果など明確にし、それを示す。

これで十分だと思います。

 

それよりも重要なのは、既存社員の現状です。

 

会社の目的・目指しているもの・事業計画・組織の役割・達成のために社員がすべきこと など、既存社員は理解出来ていますか?そちらに向けて役割を理解し行動出来ていますか?

ということです。

新入社員の目線からは、上司・先輩方がそれを理解し行動できているように見えないため、不安になってしまうわけです。

 

大学生や新入社員ですが、ここ10年程の彼らは「自己責任」「自己成長」に対する認識は非常に高いです。

早期離職については、彼らの期待に応えられなかったのが企業だと感じます。

 

5年選手、10年選手の先輩社員は、新入社員の目には5年後の自分、10年後の自分の姿に映るわけです。

その社員の働きぶりや言動を見て、この会社に自分の将来があるかどうかを見極めます。

新入社員を正しく育成し、リーダーに育てていくためには、1番初めにすべきことは、「既存社員の教育」と「受け入れ体制整備」です。まずはここからです。

 

そして、新入社員のみなさんには、定期的な教育を実施します。基本知識の習得と考え方の醸成です。

繰り返し繰り返しケーススタディなどを行いながら、仲間(同期)と一緒に取り組みながら、知識と考え方を学ばせながら、自然とチームビルディング(絆づくり)を整えていく。

「教える」のではなく、「育てていく」

入社から1~2年は育て、3年目あたりから自社の事業に即した教育を行うのが今の時代の新入社員に合っていると思います。

 

 

参考にしてください。

 

 

~組織づくりが企業を変える!~

トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント

安田真浪

 

 

 

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