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2024.09.25 キャリア意識形成ダイバーシティ中堅企業五人衆人材育成安田 真浪採用・定着課題解決

【ダイバーシティとは⑩】困った社員への対応は、加点方式で!

みなさんこんにちは、安田です。

 

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企業研修やコンサルで、

・集団になじめず、孤立化してしまう

ミスばかりをして職場に影響を与えてしまう

改善が見込まれない

 

このような社員さんへの対応が昨今増えています。

いわゆる、会社からの目線での「困った社員」への対応です。

 

うちも困っています、という企業様も多いことでしょう。

以前は「困った社員」でしたが、今は「多様性人材」という解釈もあります。

 

ここで、少し参考になる資料をご紹介します。

2022年6月2日に総合科学技術・イノベーション会議が発表した「Society5.0実現に向けて教育・人材育成に関する政策パッケージ」の中の資料です。

 

小学校35人クラスの内訳を紹介しています。

10.4人(29.8%):家にある本が少ない(学力の低い傾向が見られる子ども)

  2.7人( 7.7%):発達障害の可能性がある(ADHD、LD、ASD)

  4.1人(11.8%):不登校傾向

  0.4人( 1.0%):不登校

  1.0人( 2.9%):家で日本語をあまり話さない

  0.8人( 2.3%):特異な才能がある

計19.4人 ※半数以上

 

残り15.6人が、いわゆる一般的ということでしょうね。

 

上記の数字は文科省の調査結果などからひっぱってきた数字で作成されていましたが、

注目したいのは、小学校1クラス35人が、実にさまざまであるということです。

この子たちが、やがて社会に出てくるわけです。

 

発達障害などは、社会人になってから症状が出始めるケースもありますが、

小学校の間に「グレーゾーン」と呼ばれている児童は14%だそうです。

35人クラスだと、4.9名となります。

 

多様性の時代は「共存の時代」です。

 

それぞれが出来ること、得意とすることをどうしくみにしていくのかが重要です。

 

今回は、企業目線で「困った社員」と位置づけますが、

先に書いた様な病名がついている方もみえれば、

・だらしがない

・上司の指示に従わない

・遅刻が多い、勝手に休む

・職場の和を乱す

・言動が乱暴

・トラブルメーカー

・ハラスメント

 

といった、集団行動が難しいケースもあります。

こういった場合も含めて、どうやって「共存していくのか」がポイントですね。

 

一般的に、まずは「現状把握」ですね。

どういう場面で、どのような行動を取るのか。

なぜ、そういう行動をしてしまうのか。

その根本的な原因は何なのか。

といった分析を行い、その原因を本人にも理解してもらいます。

 

その上で、

「出来ていること」「出来ていないこと」の仕分けをしたり。

「何があったら、出来るのか?」

「何がなかったら、出来るのか?」

といった質問をしながら、出来る方向へ、具体策を指導します。

 

ポイントとしては、

今の状況を基準として、ゼロ地点とし、そこから出来たら「加点」していきます。

モチベーション(動機付け)が大事なので、いかにやる気にさせるかです。

 

一般的には、どうしても

もともと出来ていたこと、または本来やるべき事を基準にして

「減点」からスタートしているパターンが多いです。

 

しかし、過去は変えることは出来ません。直近の出来ていないことをつつくより、

今を起点=スタート地点として、あとはどう上げていくか

 

ある程度(と言っても、世間からはちょびっとかもしれませんが)上がって

調子が出てきたら、出来ることの勾配が急上昇するかもしれません。

 

周りの人が理解するのは大変かもしれませんが、

学校教育の学級経営と同様、1人1人に寄り添って、

その成長を促すしかありません。

もしかしたら、金の卵人材がいるかもしれません、

特に、若い方は面倒なことを嫌うので、出来るんだけど出来ないことにしているのかもしれません。

あとは、やる気スイッチをどう入れるかですね。

 

 

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~組織づくりが企業を変える!~

トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント

安田真浪

 

 

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