YASUDA ISM

安田の考えをご紹介します

ホーム > 安田イズム詳細 > 【人材育成とは㉚】2022年社員研修振り返り

2023.01.14 チームビルディングレゴシリアスプレイ管理職課題解決起業家教育

【人材育成とは㉚】2022年社員研修振り返り

みなさんこんにちは、安田です。

2022年1月~12月に実施した社員研修の集計をしました。

ジャスト100本でした。

コロナ禍でしたが、何とか企業様のお役に立てていたと思います。

今年はさらに内容に磨きを掛けていきたいと思います。

それでは、2022年の傾向を振り返っていきたいと思います。

 

1.開催形式ランキング

2.1年間での2研修以上開催した企業割合

3.対象者ランキング

4.実施研修ランキング

※ニュースでもご紹介しています

 

1.開催形式ランキング

対面・・・77% オンライン・・・22% ハイブリッド・・・1%

 

2020年1月15日に日本国内でコロナ感染者が確認され、社員研修が変りました。

まずは、2020年はコロナの感染状況で対面型を予定していたので、感染者の数は少ないと実施、多いと中止または延期という形式に。

2021年になると、オンラインと対面式が半々。団体によっては、コロナを機に研修はすべてリモートに移行したところもありました。

そして、2022年です。「やっぱり対面だよね」の企業様が多かったです。

というのも、弊社の研修がマインド系、「意識形成」が中心のため、対面式の方が効果が高い傾向があるからです。

実際に数字にもあらわれました。2021年は、対面とオンラインが50:50でしたが、2022年は対面77%でした。

ハイブリッドも、大幅減です。

こちらは、本社の社員さんは対面、都心の営業所の社員さんがリモートワークのため結果オンラインということで、ハイブリッドとなりました。全体の1%となりました。

 

2.1年間での2研修以上開催した企業割合

1位:2研修以上開催・・・57%

2位:1研修開催・・・43%

 

2研修以上ご依頼いただいている企業様が増えています。

これは、新入社員・2~5年目社員・リーダー社員・管理職研修といった階層別研修を複数回ご依頼いただいたり、対象者は同じですが、研修効果を高めるために、目的別に複数回実施いただける企業様が増えております。

特に2回集中研修や5~12回コースといった複数回実施をする形は、2022年からおすすめしています。

企業様からも、じっくりと確実に効果を出す方向でのご要望が増えております。

2022年は、あるテーマについて「講義+ディスカッション+なぜなぜ分析+そこから課題発見+解決策を指導+実践内容とスケジュール決め」翌月は「前月の実践報告+検証」といった流れで進める「塾形式」が増えました。

対象者は多様性、バラバラです。新入社員からリーダー、そして管理職まで

1つのテーマに対して、現状把握をし、その状況をどのように判断し、どう対応していくのか、その流れの理解(捉え方)と対応策(考え方)を学んでいただきました。どちらかと言えば、コンサル研修です。

このスタイルが増えたのが、結果複数回が増えた要因かと思います。

また、単純に2日間集中研修も増えました。特にはじめて社員研修を導入する企業様は、受講社員の方に研修に慣れてもらわないといけません。

というのも、講義が一方方向ではなく、ピンポン方式、質問など投げかけ答えていただくパターンが多いので、慣れていないと発言の際に止まってしまう。

もちろん話をするウォーミングアップ的にアイスブレイクを行いますが、1日目でこういう研修なんだと慣れていただくと、2日目はスムーズです。

また、階層別研修では、その会社に合わせたオーダーメイド、オリジナルプログラムで確実に育てていくことがおすすめです。

 

3.対象者ランキング

1位:新入社員・・・33%

2位:管理職社員(課長、係長など)・・・28%

3位:2~5年目社員・・・13%

 

新入社員については、「内定時・入社時・1年目フォローアップ・2年目フォローアップ」といった具合に、入社前から入社後2年目まで、1人の方を4回研修で育成させていただくパターンが増えてきました。

主流は大卒社員です。企業にとって採用活動に費用を掛け投資した人材を確実に定着させリーダーに育てていく。

そのためには、先の4つのシーン(内定時・入社時・入社後・少し慣れた頃)の新入社員のみなさんの心の状況はすべて違います。不安材料がすべて違います。

内定時は「社会人としてやっていけるのか、またはこの会社を選んでよかったのか」という不安。

入社時は、「この会社の環境で他の社員とうまく人間関係を築けるのか、自分は仕事を覚えられるのか、ついて

いけるのか」という不安。

入社後は夏であったり、秋であったり、冬であったり、その会社の繁忙期・閑散期によって実施時期が変わりますが、「なかなか覚えられない、この仕事は自分に合っているのか、やっていけるのか」という不安。

そして2年目は「仕事は少し慣れて、自分が出来ないこと、苦手なことなどがわかってきた」不安。

こういった不安解消をしながら自分の役割や業務でのすべきことなどを再確認するわけです。

 

2位の管理職についてですが、はじめての企業様から「研修をする場合、対象者は誰が一番効果ありますか?」という質問をよく受けます。

「リーダークラスが一番効果あるよね、管理職はやっても変わらない。そもそも研修実施に反対したり、参加

したくないと言ってくる人もいるからね」ということを言われ、リーダーを希望されるパターンが多かったです。

2022年は、そういった企業様に「いえいえ、すべて上からです。上が変わらなければ下は変わりません」と、管理職研修をおすすめして、結果、研修受講者の順位で管理職が2位となりました。

一方方向の研修は変わらないのかもしれませんが、やり方次第です。

やり方にポイントがあるんです。

今年はさらに管理職研修に力を入れていきたいです。

 

4.実施研修ランキング

1位・・・レゴⓇシリアスプレイⓇ

2位・・・キャリア意識形成

3位・・・えんじぇるゲーム®

3位・・・コンプライアンス

4位・・・ビジネスマナー

5位・・・仕事の基本

6位・・・SDGs

 

2022年では、ネット検索からお問い合わせをいただきWEB面談または無料体験会から研修のお申込みに至るパターンが2021年よりも増えました。

企業様の所在地も関東から関西に広がり、かつ全国や海外に拠点を持っている企業様が増えました。

このパターンで人気なのが、やはりレゴⓇシリアスプレイⓇ、研修ランキング1位です。

レゴⓇシリアスプレイⓇは、毎月お問い合わせや無料体験会のお申込みをいただいています。

目的は、ダントツでチームビルディングです。

そして、次が「会社の問題点共有から課題解決へつなぐ」パターンです。

モノ(レゴⓇブロック)を介すことで、自分の言葉で自分の考えを伝えることができたり、仲間の真意を理解できたり、何よりたった短時間(3時間)で、みなが打ち解けることができるのは、すごいです。

そして2位の「キャリア意識形成」は、自分にとっての働く目的を明確にし、今の選択が間違っていなかったことを理解し、業界・会社への帰属意識を高めモチベーションアップします。

 

3位えんじぇるゲームⓇは、弊社が2006年に経済産業省起業家教育プログラムで採択された研修です。

15年以上経過しても、人気度が高いです。PDCAトレーニングになることが特徴で、レゴⓇシリアスプレイⓇと組合わせた「レゴ&えんじぇる研修」は、2023年も注目の研修です。

 

そして、わたくしがとってもおすすめしているのが、5位の「仕事の基本」です。

自己啓発研修として探し当てて、お問い合わせからお申込みいただいております。

自分の仕事を見直すにあたって、「何をどう改善すればいいのか、そもそも何がズレているのかがわからない」という理由から改善の対象となるもの、やり方を知りたいというお申込みいただきました。

こちらは、中小企業診断士(専門家)の先生がオリジナルプログラムに作り上げた声入りのパワーポイントを課題解決コンサルタント(わたくし、安田です)が、ポイント、ポイントで解説をするものです。

その業界、その会社、その人にあわせて解説をします。こちらも目的は「業務改善」です。時にはPDCAトレーニングにもなります。この様に手間を掛けますが、確実に自己成長につながるものがやはり人気でした。

 

以上、4項目について解説を入れてみました。

 

最近、思うことですが、会社を立上げて20年、この2月3日で21年目になりますが、やっていることは何も変わっていません。

「キャリア意識形成」「課題解決」「チームビルディング」「コミュニケーション」・・・

わたくしたちは、取り立てて専門的なことをやっているのではありません。当たり前のことをやり続けています。

そして、その当たり前のことにやっと企業様が気づき出したと感じています。

20年前は、「キャリア」と言えば「キャリア組」、「マインド」と言えば「マインドコントロール」、「人材」と言えば「人材派遣」に勘違いされてしまい、もちろん弊社が得意とする「意識形成」については受け入れてもらえない企業様もいらっしゃいました。

そもそもの入口を開けるだけでも一苦労でした。今では内容を理解して、ネットで調べてお問い合わせをいただけるところまで辿り着きました。

しかし、これは、20年何も変わっていないということです。改善がなされていない、ということです。

政府が言う20年、30年遅れている、ということに対し「然り、そうだ!」と思っています。

それでも、少しずつは改善をされてきているので、わたくしたちは「意識形成」を入口とした企業様の課題解決支援を続け、継続するのみと思っています。

おかげさまで、スタッフと講師専門家の先生方に恵まれています。また、同じ思いのパートナー企業様とチームを組ませていただいております。感謝です。

2023年は、複数回研修が全体の8割、管理職対象第1位 の結果となるようにがんばりたいと思います。

 

 

課題解決コンサルタント

安田真浪

 

課題解決コンサルティングTRIANGLE TRUST

https://triangle-trust.jp/

▶ LEGO®SERIOUS PLAY®技法と専用教材を用いたワークショップ

https://lsp.triangle-trust.jp/

なごや栄二丁目新聞社

https://www.nagoben.jp/

▶ Twitter 「安田真浪の365 Brave Message

BraveMessage

Copyright (c) 2020 TRIANGLE TRUST.
All Right Reserved.