YASUDA ISM

安田の考えをご紹介します

ホーム > 安田イズム詳細 > 【定着・早期離職回避とは④】なぜ1・2年目社員のフォローアップ研修を合同で行うのか

2022.11.13 ダイバーシティチームビルディング採用・定着

【定着・早期離職回避とは④】なぜ1・2年目社員のフォローアップ研修を合同で行うのか

みなさんこんにちは、安田です。

 

企業にとって「採用」の難易度が年々上がっています。

「採る」に苦労して、そして「定着」に苦労し、さらに「育成」に苦労する。

三重苦です。

採用担当者、人事担当者の多くが、この「三重苦」に悩んでいます。

 

今回は、「定着」にスポットを当てて書きたいと思います。

 

新入社員が入社3年以内に早期離職をする理由は、主に以下2点。

1.会社への不満(体制不備、人間関係、企業の考え方・姿勢・企業文化など)

2.ほかにやりたいことがある

3.その他

 

1.会社への不満について

「体制不備」は、各種制度が整っていないこと。「働き方改革」が定着して、就業環境や給料や残業などについて他社比較して不満を持つケースも多い。

特に、今の若者は「自己成長」について考えています。但し、自分で学んでいく、というよりも、教えていただいて・・・というスタンスなので、O-JTやOFF-JT、自己啓発教育などに対する制度が整っていないのはマイナスポイントです。

また、会社のそもそもの考え方です。いわゆる「変わる会社」か「変わらない会社」か。

ここもポイントが大きいです。

昨今「パーパスブランディング」が当たり前になっています。企業の目的ではなく、企業が社会に求められているのか、「存在意義」です。若者は、高い給料よりも、企業姿勢や企業の存在意義、サスティナビリティを推奨するそういう考え方の企業で働く「価値」を好みます。

みなさんの会社は、いかがでしょうか?

 

そして、

 

2.ほかにやりたいことがある

早期離職で多い理由です。企業サイドも、会社に合わないんだったら会社としても早く辞めてもらった方が良いという考えを持つ経営陣や担当者が多いです。

実際のところはわかりません。1.かもしれません。

 

さて、この様な中で、「3年の壁」をどのように超えさせるのか、が、大きな問題です。

今年は、採用にさらに厳しさを感じている会社も多いと思います。

入社した社員を退職させない、ずっと働いてもらうことが優先順位1位ですね。

そこでおすすめしたいのが、「入社1年目社員と2年目社員合同でのフォローアップ研修」です。

日数は2日間をおすすめします。1日研修×2日連続開催、または1泊2日の合宿研修です。

開催時期は、秋から冬が良いです。

1年目社員(新入社員)は少し会社勤めに慣れた頃をねらいます。会社の業務内容や体制、会社の考え方が少しなんとなく見えてきた頃に、1年先輩の社員と一緒に受講します。

 

1年目社員のポイント】

1.自分の知らなかったことがわかる(会社の実情・業務内容の詳細などの情報 など)

2.業務のポイント(先輩が何で苦労しているのか、どういう工夫をしているのか など)

3.1年後の自分の姿が想像でき、めざす目標が定まる

この中で、3.がとても大きいです。年度の同期生が集まれば、さまざまな業務の実情がわかります。

その中で自分はこれからどういうことをすべきなのかがイメージ出来ます。

 

2年目社員のポイント】

1.自己成長に気づき、確信が持てる

2.今の業務での不安を一掃できる(研修プログラムから)

3.今後の課題・目標が定まる。

 

1年目社員と2年目社員の比較をすると、その差は歴然です。

そこのところを、それぞれ1年目社員・2年目社員が気づきます。

この自発的な気づきが、有益性をもたらせます。

 

■1年目社員の感想で出るのが、

・「先輩はしっかりしている」

・「先輩はすごく会社のことをわかっている」

・「先輩は1年の違いがこんなに違うんだな、自分も来年は先輩のようにならないと」

 

■2年目社員の感想は

・「久しぶりに同期生と一緒になって、みんな頑張っているから自分もがんばらないと、と思った。

・「1年目社員を見て、昔自分もそうだったな、と思った。今も理解できていないことはいっぱいあるが、それでも自己成長を感じた」

・「1年目社員と同じではいけない」

 

共に、「自己成長」がテーマになります。

以上の気づきが得られるためには、以下のプログラムがおすすめです。

 

キャリア意識形成

今の自分にとって働くとは何か、何のために働いているのか、から始まって、自己理解・他者理解・会社理解を深めるものです

 

ワークショップ

チームで課題解決に取り組む内容。政府の施策、会社の施策や問題・課題などを共有し、課題解決のためのチーム討議はプランニングをするもの

 

参考にしてください。

そして、「3年の壁」を超えるためには、別で彼らの上司の教育の問題もあります。こちらは、また別で紹介します。

1年目社員と2年目社員が合同で行うことは大変有効的です。おすすめします!

 

 

課題解決コンサルタント

安田真浪

 

▶ 課題解決コンサルティングTRIANGLE TRUST

https://triangle-trust.jp/

▶ LEGO®SERIOUS PLAY®技法と専用教材を用いたワークショップ

https://lsp.triangle-trust.jp/

▶ なごや栄二丁目新聞社

https://www.nagoben.jp/

▶ Twitter 「安田真浪の365日 Brave Message」

@BraveMessage

Copyright (c) 2020 TRIANGLE TRUST.
All Right Reserved.