2024.07.24 コミュニケーションコンサルティングダイバーシティレゴシリアスプレイ
みなさんこんにちは、安田です。
今回も、レゴⓇシリアスプレイⓇについて、書いていきたいと思います。
レゴⓇシリアスプレイⓇ研修を行っていて、いいなあ・・・ と思う瞬間が幾度かありますが、
一番いいな、と思うのは、「互いをわかりあえた瞬間」です。
昨今、人と人が直接交流する機会が減ってしまいました。
遠慮や気の使いなどで、ふれあいの時間が減ってしまったため、同じ仲間であっても実際は互いのことを理解
できていないケースが多いのが実情です。
以前、海外勤務から帰国された方が、日本に帰国して驚いたことで挙げられたのが
「日本の犬を飼っている人がいない」でした。
そして、「日本の心」を大事にしてもらいたい。そのためには、文学書を読むのが好ましいと話していました。
その方の愛読書は「野菊の墓」(伊藤佐千夫著)。
主人公・政夫と民子の純愛ものがたりです。「行きつ戻りつの内容がとても良い。すばらしい」とおっしゃって
みえました。
ことばには、その人の心がこめられているわけです。
レゴⓇシリアスプレイⓇは、まさに、この言葉の背景やその人がその言葉を選んだ理由や気持ちがその人の
言葉で語られるわけです。
「ああ・・・、なるほど・・・、そういう意味ですか・・・」
レゴⓇブロックで作った作品を説明すると、その内容を聞いていた方からよく出てくることばです。
殺伐とした昨今、企業も常に「生産性」や「効率」を求めています。
そのため、このような「言葉の裏にある思い」が忘れ去られてしまっています。
そして、高校の国語教育が近年大きく変わったそうです。(今朝の中日新聞朝刊より)
2022年度高校の国語学習指導要綱で、必修科目に「現代の国語」と「言語文化」、
選択科目に「論理国語」「文学国語」が設けられたそうです。
必須科目の「現代国語」は、「小説を入れてはいけない」とされているそうです。
先の「論理的国語」は、社会で必要な国語の知識を身につけ、論理的・実用的な文章を学ぶのだそうです。
議事録や法令文など「実用的な文章」を扱うことにより情報処理能力や論理的な考え方を育むことが重視され、
文学や古典を扱う機会が減る懸念が生じているそうです。
参考までに、高校の国語科目の単位を紹介します。
≪従来、旧≫
必須:国語総合(4)
選択:国語表現(3)
選択:現代文A(2)
選択:現代文B(4)
選択:古典A(2)
選択:古典B(4)
≪現行、変更後≫
必須:現代の国語(2)
必須:言語文化(2)
選択:論理国語(4)
選択:文学国語(4)
選択:国語表現(4)
選択:古典探究(4)
ますます語彙力が心配ですね。
日本の持ち味である、言葉1つ1つのその裏側にある思いや考えなど、
多様性につながる、互いを理解し合う、わかりあうための手段として、
レゴⓇシリアスプレイⓇの活躍が期待できそうですが、
果たして、それでいいのか・・・
と、思えてしまいます。
いずれにしろ、言葉には、そのひとのさまざまなストーリーがあります。
お互いにわかりあうためには、このストーリーを大切にしなければなりません。
ちょっと、この先が心配ですね・・・
トータルプロデューサー / 課題解決コンサルタント
安田真浪
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※安田がプロデュースする取組み、考察ページです。ご参考までにお読みください。
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