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2022.09.14 SDGsカーボンニュートラル地域活性環境

【0083】カーボンニュートラルとは、こういうこと!(1)

こんにちは、安田でございます。

 

昨年から、エネルギー業界向け「カーボンニュートラル」の研修会を行っています。

先週はオンラインで研修会を実施。まずは、「カーボンニュートラル」の意味を理解しました。

 

「カーボンニュートラル」とは、

カーボン(炭素)をニュートラル(中立)にすること

地球上の温室効果ガスの排出量と、吸収量・除去量均衡させること

二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量をできるだけ削減した上で、削減しきれなかった分を植林・森林管理などによりに二酸化炭素を吸収することで差し引きトータルでゼロにすること

 

二酸化炭素発生を少しでも減らしていくことは大切だが、完全にゼロにしてしまうのは難しい

そのため、それを相殺できるための努力をするわけです。

 

10年ほど前に、内閣府の事業のお手伝いをした時に、

静岡県天竜地域のある山間部へ、環境保全に関する取材に何度も行ったことがある。

今でも思い出すのが、団体代表の方が、整備されていない里山を見て、「山が泣いているよ」と言ったひとこと。

記憶では、里山の間伐や作業道の整備などを行い山を守っていた団体が3~4あった。

ある団体は、間伐を指示していた匠が80歳代で、そういった目利きから指示が出来るのが、この方しかいないと言っていました。

当時、林業衰退の理由やその当時抱えていた問題や課題点など、いろいろお聞きした。

中国はじめ安い外材によって、国産木材の流通が衰退し、いつしか山の整備もされなくなった。

以前は伐採した木は、住宅用から最後は割りばしまで、すべてを使いきったが、

割りばしも中国製の値段の安いものに変わり、国産が需要がなくなってしまった。

このようなことが、結果的に環境をくずしてきたのだ。

「カーボンニュートラル」研修会の実施者ではあるが、なかなか感慨深いものを感じてしまう。

 

さて、「カーボンニュートラル」ですが、さまざまな用語を押さえておく必要性があるので、

まずはご紹介します。

 

▶「脱炭素」とは、

・カーボンニュートラルに向かうために、炭素を出しているものを減らしていく

・炭素を排出する状態から脱却する

 

▶「脱炭素社会」とは

・温室効果ガス排出量実質ゼロの未来像を言う

 

▶「カーボンオフセット」とは、

・市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減することに努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、クレジットを購入すること、又は他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施すること等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせることをいう。※2022年8月31日現在、766の自治体が「2050年二酸化炭素排出ゼロ」を表明

・排出量を削減・吸収した温室効果ガスを「クレジット」と呼ばれる商品に変え販売することができる。どうしても削減しきれない場合は、クレジットを購入することで排出量を差し引くことができるしくみが、「カーボンオフセット」の特徴。カーボンオフセットを深化させた取組として、「カーボンニュートラル」という概念が位置づけられるようになった。

 

▶「ネットゼロ」とは、

・CO2だけでなく、メタン、一酸化窒素、フロンガスなど地球環境に影響を与えるすべての排出ガスについて、温室効果ガス排出量から吸収量を差し引いて差し引きゼロになる状態を指す。

 

▶「グリーン成長戦略」とは、

経済成長と環境適合を好循環させるための政策。

・エネルギー関連産業(洋上風力・太陽光・地熱産業、水素・燃料アンモニア産業、次世代熱エネルギー産業、原子力産業)

・輸送・製造関連産業(自動車・蓄電池産業、半導体・情報通信産業、船舶産業、物流・人流・土木インフラ産業、食料・農林水産業、航空機産業、カーボンリサイクル・マテリアル産業)

・家庭・オフィス関連産業(受託・建築物産業・次世代電力マネジメント産業、資源循環関連産業、ライフスタイル関連産業)

 

▶「再生可能エネルギー」とは、

・「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない」の3条件を満たす発電。

・太陽光発電・風力発電・水力発電・地熱発電・太陽熱発電・バイオマス発電など。

・国内で排出される温室効果ガスの内91.4%がCO2。そのCO2約12.4億トンのうちエネルギー起源(発電、運輸、産業、家庭など化石燃料によるエネルギー)のものが約10.6億トン(85.5%)。

・再生エネルギーの課題は、発電量の変動が大きく不安定。それを補う水素エネルギーが注目されている。

 

▶「省エネ」とは、

・蛍光灯からLEDへ、モーターからインバータ制御へ、ヒートポンプを活用した廃熱回収など。

・大型施設での空調での省エネは、設定温度のコントロール、フィルターや熱交換フィン清掃、室外機温度コントロール、ブラインドやカーテンで窓からの放射熱削減、工場などのオープンな入り口をビニールカーテンで仕切り放熱を防ぐなど、さまざまなことが可能。

 

 

▶「炭素循環」とは、

・炭素は、「大気」「森林」「土壌」「海洋」「人間活動」の間をさまざまな形に変えながら循環している。

・「大気」と「森林」では、大気の二酸化炭素が光合成により有機物の形で生物に取り込まれる一方で、生物の呼吸などに由来する二酸化炭素が大気に排出される。「土壌」の化石燃料などは、産業革命以降の人為的活動により、二酸化炭素などとして大気に排出される。

 

▶「二酸化炭素の循環」とは、

・二酸化炭素は、「海洋」「人間活動」「土壌」「森林」から大気中に排出される一方、「海洋」「土壌」「森林」は、大気中の二酸化炭素を吸収する。排出と吸収の収支は161.6億t/年となり、これだけの二酸化炭素が大気中に毎年残留している。

・二酸化炭素だけでなく、メタン、一酸化炭素、ハロカーボン類の気体は、地球から逃げていく赤外線を吸収し、地球の平均気温を高める温室効果の作用がある。メタンの温室効果は二酸化炭素の約10倍、一酸化二窒素は約100倍、フロンガスは約1万倍と言われている。

・大気中における総量は二酸化炭素のおよそ半分程度。大気中の二酸化炭素だけを減らしても地球温暖化は解決しない。二酸化炭素の排出量の削減するしくみや資源として活用する取り組みがさかんに行われるようになっている。

 

▶「森林生態系の炭素循環」とは、

・植物の光合成による有機物生産

・動物などによる有機物の消費と二酸化炭素放出

・土壌の微生物による有機物の分解と二酸化炭素放出

 

▶「海洋の炭素循環

・溶解ポンプによる二酸化炭素の吸収

・生物ポンプによる二酸化炭素の吸収

・大気への二酸化炭素の放出

 

▶「生態系の窒素循環と水・エネルギーの流れ

・窒素循環

・水とエネルギーの生態系における流れ

 

▶「二酸化炭素を変換する人工光合成技術

・二酸化炭素変換技術

・人口光合成

 

以上を理解し、そして実際の取り組みですね。

 

≪つづく≫

 

トータルプロデューサー

安田真浪

 

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